J3・FC町田ゼルビアがSC相模原に1対0 : 名称をかけたダービーに勝利

150809zelvia 01明治安田生命J3第25節の6試合が8月9日に各地で行われ、FC町田ゼルビアは相模原市下溝の相模原ギオンスタジアムでSC相模原と対戦した。町田は後半コーナーキックでDF増田繁人(#15)がヘディングゴールを決め1対0で勝利した。
今季の対戦成績結果で来季のダービーの命名を「武相」か「相武」にすることになった決戦をタイに持ち込んだ上、首位のレノファ山口が引き分けたため、勝点差を10に縮めた。

写真(撮影 : すべて山本真人)=53分、DF増田繁人(#15)の先制点に喜ぶ町田イレブン

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試合前にブルーの風船で応援する町田サポーター

今季2回目となる隣町とのダービーはアウェーで13時からのキックオフ。前回の対戦は町田が敗戦しており、この試合に負けると命名権が相模原に決まるため町田は負けられない。
ギオンスタジアムは、ナイター設備がないためホームの相模原は猛暑の昼の戦いに慣れているが、町田は経験が少なく暑さによる疲労対策がカギとなる。命名権をかけたダービーに、両チームのサポーターが前回より500人以上多く集まり
5,549人が観戦した。

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前半、ゴール前の相模原の守備

試合は、給水タイムを採用。町田は前節に続きFW鈴木孝司(#9)は欠場、遠藤敬佑(#8)がFW起用でFW重松健太郎(#39)と2トップでスタメン出場。町田は前半、主導権をつかむものの、相模原の体を張った堅守を崩せずなかなかチャンスを作れなかった。32分には久しぶりにスタメン起用されたMF松下純土(#20)が負傷退場、MF宮崎泰右(#18)がピッチに入ったが、前半を0対0で折り返した。

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ゴール前を守る町田守備陣

後半、町田は勢いを取り戻し53分にコーナーキックのチャンスから長身の増田がヘディングでゴールを決めて先制した。相模原は59分にFW2人を一気に変えてリズムを変え反撃をしかけ守備に追われる時間帯が続いた。
町田は68分に遠藤に変えFW久木野聡(#38)を投入して追加点を狙い、87分には途中出場の宮崎からDF平智広(#4)、90+3分にDF深津康太(#5)からDFぺ デウォン(#3)を投入して1点を守り切った。
この結果、対戦結果は1対1となり、命名権は3回目の対戦となる10月18日(第34節)に持ち越された。