J3・FC町田ゼルビアが首位レノファ山口に1対0で勝利 : 勝点差を縮め3位に浮上

150524zelvia 02明治安田生命J3第13節の6試合が5月24日に各地で行われた。FC町田ゼルビアは町田市野津田の町田市立陸上競技場で首位のレノファ山口FCと対戦、1対0で勝点差を8に縮め3位に浮上した。

写真=47分、ゴールに喜ぶ町田MF鈴木崇文(#17) (撮影 : 山本真人)

150524zelvia 06

前半、山口のFW岸田和人(#9)のシュート(撮影 :山本真人)

第3クールまであるリーグ戦の1巡目最後の試合。J3優勝でJ2を目指す町田は、12節終了時点で5勝4分2負で勝点19の4位。勝ちきれない試合が多くこの試合で浮上のきっかけをつかみたいところ。
一方、ことしJFLから昇格した山口は、10勝0分1敗で勝点30で2位以下を大きく引き離しており、開幕から無得点試合がなく好調をキープしている。山口には昨シーズンまで町田で活躍したMF庄司悦弘(#44)と昨年レンタル移籍で今季完全移籍となり12節までに7得点をあげているFW岸田和人(#9)選手が在籍している。町田サポーターにはなじみの選手がいる注目度の高い試合で、競技場には3,132人が来場した。

試合は、両チームとも選手がこの試合にかける気持ちが強く、開始直後から好守の切り替えが早い一進一退の攻防が続いた。町田は7本、山口は3本のシュートを打ち決定的な場面もあったが、気迫あふれる守備で前半を0対0で折り返した。
150524zelvia 01後半、町田は47分にMF大竹隆人(#13)のパスに鈴木崇文(#17)が左足でダイレクトに押し込み先制ゴールを上げた(写真右)。町田は、山口の反撃をしのぎ、65分にFW重松健太郎(#39)からMF遠藤敬佑(#8)、82分にはFW久木野聡(#38)からFW中村祐也(#11)に替えて追加点を狙ったがゴールは割れず、90+1分に、遠藤からDFぺ ペデウォン(#11)に替えて守備固めをして勝利した。

150524zelvia 04

前半、マッチアップする町田MF大竹隆人(#13)と山口MF庄司悦大(#44) (撮影 : 山本真人)

試合後の会見で町田の相馬直樹監督は「いままで勝てないことによって少しずつ自信を失なっていました。自分の力を出し切れないっていう状態が少し続いてしまったというのが、波に乗れなかった部分かなと思います。そういった中で、勝ち点差が10以上離れている相手との対戦で、選手たちも自分自身もチャレンジャーになれました。自分たちの心の持ち方で勝ちに繋がる、結果も変わるっていうのは、自信にしなければいけないと思います。首位を相手にして勝ちを獲れたことを、我々の今後の上昇のきっかけにしたいと思います」と話した。
次のホーム試合は、6月7日16時から2位のAC長野パルセイロと対戦する。