「ふれあう心で豊かなまちを」を合い言葉に、38回目の狛江市民まつり(狛江市民祭り実行委員会主催)が11月16日に狛江第一小学校、狛江市役所、市民グランドなどで催された。風もない穏やかな陽気に誘われ、昨年より2,000人多い延べ69,000人(主催者発表)が、買い物やイベントを楽しんでいた。
祭りの開会を告げるパレードは、午前9時30分に市民グランドから小学生の鼓笛隊を先頭に、まつりの実行委員会、少年剣道クラブなど小学生からお年寄りまで多くの市民が参加。続いて市内の全神社の6基のみこし、はやし連の山車などが会場周辺の道路を練り歩き祭りムードを高めた。一小の舞台では、小川昭治実行委員長、来賓の高橋都彦狛江市長などがあいさつした後、恒例の地酒の鏡割りも行われ、マス酒で乾杯した。
舞台では、郷土芸能のおはやしやダンス、子どもたちに人気のテレビヒーローショー「烈車戦隊トッキュウジャー」などがくり広げられた。校庭にはカラフルなテントが並び、市民団体と友好都市の川口町、山梨県 小菅村などの物産展、公共団体や市民団体などが出店、買い物を楽しんでいた。
農産物品評会のテントでは、狛江産の野菜や果物、花などを展示、見学者の関心を集めており、午前中に行われた市内産の野菜の産直も人気を呼び、1時間あまりで売り切れた。買い物の駆けつけ大きな袋に下げた主婦らは野菜を家に置いてからもう一度出直して祭り見物しますなどと話していた。例年人気に宝船の宝分けを待つ市民も昼過ぎから並び始め、手に入れた野菜に笑顔だった。
歩行者天国となった本町通りでは、保育園児からおとなまでが、「エイサー」など郷土芸能の踊りやジャズ、ロック、ゴスペルなどのストリートライブや猿まわしが行われ見物客から大きな拍手がおくられた。
市役所会場の市民ひろばでは、市内の商工業者などによる模擬店や物販が行われ、ピーク時にはデパートの特売場のようなにぎわいを見せていた。舞台では市内のおはやしの競演や和太鼓、御台橋商栄会のゆるキャラ「バッシー」が登場するビンゴ大会(写真右下)が行われた人気を集めていた。午後2時からは、ことしの 夏に市内の14のレストランなどで実施された「わくわく元気!こま丼逸品コンテスト」の結果発表と表彰式がが行われ、最優秀賞にレストラン プティ・クーの「レトロKOMA-DON」が選ばれたほか優秀賞3点が発表された。その後、会場では飲食券5,000円分が当たるじゃんケイン大会が実施され、参加者と高橋都彦市長が、真剣な表情でじゃんけん合戦を繰り広げていた。
市民センターでは、54回目の文化祭が催され、華道、陶芸、写真、絵画などの作品展示やお茶会も催された。
市民グランドでは、幼児たちが楽しみとしているふわふあドームとふあふあボールプールが強風で中止となったが、体育協会のスポーツ祭が行われ、子どもからお年寄りまで幅広い年代の市民がグラウンドゴルフやサッカーボールを使ったゲームなどを楽しんでいた。