J3・FC町田ゼルビアがY.S.C.C.横浜に2対1 : 終了間際のフリーキック決め劇的に勝利

141102zelvia 04明治安田生命J3リーグ第30節の6試合が11月1日と2日に各地で行われ、第2日程のFC町田ゼルビアは町田市野津田の町田市立陸上競技場でY.S.C.C.横浜と対戦した。町田はYS横浜の堅い守備に苦戦したが、75分に先制、一時追いつかれたが終了間際に相手ファウルによるフリーキックを得たMF鈴木崇文(#17)が、14節の対戦を再現するように鮮やかに決めて2対1と劇的に勝利した。ホーム4試合ぶりの勝利にゼルビアサポーターは喜びに沸いていた。
2位の長野パルセイロが引き分けたため、勝ち点差が1に縮まり、J2入れ替え戦に進出できる2位への望みをつなげた。

写真(撮影 : いずれも山本真人)=終了間際の決定弾にサポーターと喜び合う町田イレブン


141102zelvia 05連休中日で、競技上では3,018人が観戦。試合前には、場外のイベント会場で2020年の東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ地招致活動のPR活動が行われ、石阪丈一町田市長、元日本代表で2012年にゼルビア選手でもあった町田市出身の戸田和幸さんとやはり町田出身の元なでしこジャパンメンバー大竹七未さんのトークショーも行われた(写真左)
町田は、DF三鬼海(#18)、DFぺ デウォン(#24)が、出場停止開けで先発、DF平智広(#4)がケガから復帰してベンチ入りした。
試合は、立ち上がりから町田が攻勢に仕掛け何度もチャンスをつくるものの、YS横浜のゴール前で体を張った堅い守備を崩せず、前半を0対0で折り返した。

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町田MF李漢宰(#6)の先制に喜ぶイレブンと相馬直樹監督(中央)

後半、町田は運動量が落ち、YS横浜の反撃を受ける時間帯もあり、前半のハイペースの影響で足を痛めたMF戸田弘貴(#29)に変わり55分に鈴木崇文を投入、やはり足を痛めたFW鈴木孝司(#)9に変わりFM木島徹也(#14)が、さらに72分にはペに替わり平がピッチにと相次ぐ故障で嫌な選手交代となった。
しかしリズムを取り戻した町田は、75分にゴール前の相手DFにあたったこぼれ球をMF李漢宰(#6)がミドルシュートで決めて待望の先制点を奪った。83分にYS横浜のFW吉田明生(#10)にゴールを許して同点となった。最近の勝ちきれない試合展開を思い起こさせる同点弾に、町田サポーターから動揺の声が聞こえた。しかし、なんとしても勝ちたい町田は、さらに攻撃を仕掛け、表示されたアディショナルタイムが終わる直前の90+4分に鈴木崇文が鮮やかにフリーキックを決めて劇的な勝利をもぎ取った。
試合後は、9月7日の第24節以来のホームでの勝利にサポーターから大きなエールが贈られた。
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