川崎市の麻生区地域功労賞に2氏2団体 : あさお区民まつりの舞台で表彰式

141012chiikikoro 01地域のために尽くした人を表彰しようと10月12日、あさお区民まつりの会場で7回目の「麻生区地域功労賞」の授賞式が行われ、川崎市麻生区金程の松澤フキ子さん、同区上麻生の中澤淳子さん、栗木町内会自衛消防隊、木こりの会の2氏2団体が表彰された。

写真=麻生区地域功労賞の( 左から)松澤フキ子さん、栗木町内会自衛消防隊・仲林久夫隊長、多田昭彦麻生区長、きこりの会竹中司郎さん、中澤淳子さん


141012chiikikoro 02表彰式は、あさお区民まつりの特設ステージで多田昭彦麻生区長が、受賞者の松澤さんらに賞状と記念品を手渡した(写真左)

受賞の選考理由は
○松澤氏は、1987年から27年間にわたって川崎市内のさまざまな施設で手品の慰問活動を行っている。動物を扱った手品が得意で、特に地元町会の金程富士見会では老人会の新年会、子ども会のクリスマス会で毎年手品を披露して会員を喜ばせている。麻生区では子ども文化センター、老人いこいの家、幼稚園、グループホーム、わくわくプラザ、町会のイベントなどに出演、手品を通して住民交流を深める一助となる社会貢献活動に尽力した。

○中澤氏は、2003年11月から自身の住む自治会・百合ケ丘勧交会の会館を拠点に定期的に福祉教室を企画・運営し、健康、食事、認知症、介護などさまざまな分野でにわたり時期に適した情報を提供している。また高齢者を対象におしゃべりや歌を楽しむ「ももとせの会」を開催し、顔の見えるお付き合いで地域力をあげる役割を果たして地域の助けを必要とする人たちの大きな支援となっている。

○栗木町内会自衛消防隊(仲林久夫隊長、隊員5人)は、1997年7月から「自分たちの町は自分たちで守る」をモットーに栗木町会内を拠点に消防器具の点検や操作訓練、地域の巡回活動などを実施して防災活動を行っている。このほか、地域交流を目的に、風の谷幼稚園、栗木台小学校で町会所有の消防車(ポンプ車)の見学会や同隊の活動を紹介する講演会を開催したり、近隣町会やマイコンシティ内の企業などと合同防火訓練を行い地域に貢献している。

○ 木こりの会(ティム・レーボン会長、会員33人)は、2000年から新百合ケ丘第5自治会(同区王禅寺5丁目)内とその周辺にある籠口ノ池公園、化粧面谷公園、下麻生まつの木緑地、王禅寺すぎの木緑地、下麻生けやき公園、さくら公園の6カ所で清掃、草刈り、樹木の剪定を行っている。14年にわたるは活動は、地域から感謝され共感・協力するメンバーが増え、現在は週2回年間約800人が作業を行っており、地域の緑化・環境美化活動に貢献している。

地域功労賞は同区が2008年度に制定した制度。区内で地域や区のイメージアップなどに貢献する活動に地道に取り組み、他の表彰制度に該当しない個人または 団体に対し区が光を当てて功績を称えるもので、今回が7回目の表彰になる。町会、自治会などから候補者を募集して区町会連合会、区社会福祉協議会、区文化協会役員などで構成する選考会で受賞者を選んでいる。
多くの区民に賞を知ってもらおうと2008年から区民まつり当日に野外の特設ステージで表彰式を行っている。