狛江市の泉の森会館で「狛江のくらしと自転車の歴史」展 : 木製自転車など14台を展示

141010jitennsyaten 002狛江駅近くの泉の森会館2階ギャラリーで、世界初の木製の自転車から昭和40年代の子供用の自転車と大正時代から昭和30年代ごろまでに撮影された自転車が映っている写真を展示する「狛江のくらしと自転車の歴史」が10月9日から始まり、愛好家の注目を集めている。

写真 =会場に展示された自転車とパネル


141010jitennsyaten 001同展は、同会館の利用者有志の団体泉の森友の会が、数十年前までは高級品として一部の人しか利用できなかった自転車が現在は市民の手軽な交通手段として利用されるようまでなった歴史と人々の生活を振り返ろうと企画され、自転車文化センターと市内の自転車店有志などの協力でも催すもの。
会場には、自転車文化センターなどから借りた1817年に作られた木製でペダルがない「ドライジーネ」、前輪が大きく後輪が小さい「オーディナリー」などのアンティーク自転車(写真左)をはじめ、
荷物運搬用三輪車、1958年まであった自転車税を払っている証明として付けられた登録付き実用車など自転車の発達と変遷が分かる14台を解説付きで展示している。壁面には、市内外の商店などで店先に置かれた自転車やタンスや電気洗濯機とともに自転車を花嫁道具として持ち込まれたことを示す貴重な写真などのほか、狛江の村や町時代にあった自転車の台数と税金などを記したパネルを展示している。
11日14時からは同館3階ホールで日本自転車普及協会 自転車文化センター学芸員の矢田貝一男さんが絵画や写真など映像利用しながら自転車の歴史や市民に普及していった様子などについて講演する。
同展は10月14日までで、入場は無料。
問合せは03-5497-5444泉の森会館。