ヤマザキナビスコカップ準々決勝第2戦の4試合が9月7日に行われ、川崎フロンターレは、川崎市中原区の等々力陸上競技場でセレッソ大阪と対戦した。第1戦を3対1で勝利した川崎Fは、2対3とこの試合には敗れたが、合計得点が5対4と上回り、準決勝に進出が決まった。
写真=司令塔を果たした川崎MF大島僚太(#16) (撮影 : 桑山輝明)
川崎Fは9月3日に行われた第1戦で3対1とアウェイゴールも多く勝利しており第1戦をケガで欠場した川崎Fの司令塔中村憲剛(#14)はベンチ入りし優位にホームゲームを迎える。一方のC大阪は、3ゴールを上げなおかつ2点差以上の差を付けなければ、次に進めない状況だ。
試合は、川崎Fが立ち上がりからパスをつないで相手陣内に攻め込んだが、C大阪もパスの出してのMF大島僚太(#16)をマーク、中盤でボールを奪い合う一進一退の攻防が続いた。そんな中、FW大久保嘉人(#13)がC大阪DFに競り勝った奪ったボールを前線に送り、これを受けたFWレナト(#10)がゴールを決めて川崎Fが先制した。しかし、直後の37分にC大阪のMF長谷川アーリアジャスールにゴールを許し同点となった。その後も激しい攻防が続いたが前半を1対1で折り返す。
川崎Fはハーフタイムに前半ケガをしたDF實藤友紀(#2)とMF森谷賢太郎(#19)に替え、DFジェシ(#5)、MF金久保順(#18)をピッチに送り出した。立ち上がりからしばらくメンバー交代にパスの連携が合わずC大阪の反撃をしのぐ時間が続いたが、58分に大久保が相手DFを振り切って追加点を決めた。
しかし、リーグ戦とナビスコ戦の同カードで3連敗しているC大阪は61分に2人を同時交代して猛反撃、75分に長谷川にこの日2点目となるゴールを決められ再び同点に追いつかれた(写真右 撮影 : 桑山輝明)。川崎Fは、77分に大久保に替え中村を投入、相手の流れになるのをなんとか食い止めたていたが、90+1分にC大阪FW南野拓実(#13)に逆転のゴールを決められ、さらに反撃されたが、1点のビハインドでしのぎきった。
この結果、対戦成績は1勝1敗だったが、トータルスコアが5対4で川崎Fが逃げ切り、準決勝の切符を手に入れた。
準決勝の対戦相手はガンバ大阪で、第1試合が10月9日19時の万博記念競技場、第2試合が10月12日16時等々力陸上競技場。