Jリーグ第17節の9試合が、7月27日に各地で行われ、川﨑フロンターレは川崎市中原区の等々力競技場でアルビレックス新潟と対戦。川﨑Fは、60分にMF森谷賢太郎(#19)の先制点を守りきり、1対0で勝利した。1時間前に行われた首位の浦和レッズが鹿島アントラーズと引き分けたため、首位との勝ち点差が3に縮まり、タイトル取りを切望する川﨑Fのサポーターを喜ばせた。
写真=60分、川﨑FのMF森谷賢太郎が先制ゴール
この対戦は、川崎市市制90周年を記念する試合で市民2,000人が招待され、19254人の観客が観戦、フロンターレの選手は川崎市のシンボルカラーの濃いブルーの地色に7つの区のマークを入れた特別仕様のユニフォームを着用して行われた。
川﨑Fは、守備の要のDFジェシ(#5)と井川祐輔(#4)、GK西部洋平#21)をケガで欠いているものの、W杯の中断開けから天皇杯2回戦を含めて4連勝中。このうちリーグ戦は15、16節を完封と波に乗っているなかで、久しぶりのホームゲームに臨んだ。
試合は、前半立ち上がりはやや新潟ペースだったが、川﨑Fの守備陣が落ち着いて対応し、一進一退の攻防が続いた。川﨑Fはラストパスがかみ合わず、前半終了間際には新潟に押し込まれる場面もあったが(写真左)、しのぎきって0対0で折り返した。
後半も前半同様の攻防が続いたが、60分にFW大久保嘉人#(13)のパスを受けた森谷が、そのままゴールを決め待望の先制点を決めた。川﨑は64分にFWレナト(#10)を投入して追加点を狙ったが(写真右)、新潟の好守に阻まれ追加点を奪えなかった。しかし、守備陣が新潟の反撃を抑え、約2カ月ぶりのホームゲームを勝利で飾った。
市制記念試合のこの日はさまざまなイベントが催され、ハーフタイムには恒例の「西城秀樹YMCAショー」が行われ、オープンカーに乗った西城さんがヤングマン歌いながらピッチを半周した(写真左下)。試合前には藤子・F・不二雄キャラクターのドラえもん、のび太、パーマン、オバケのQ太郎がそろって登場、パーマンが川﨑側ゴールで始球式を行い、子どもたちを喜ばせた。
川﨑の次のホームゲームは、8月9日19時から浦和レッズと対戦する。