川崎市多摩区南生田の神奈川県立百合丘高等学校(玉井正史校長)の敷地内で学校関係者と地域の人が育てているヤマユリの花が咲き始め、7月13日10時から12時まで山百合鑑賞会が開かれる。
写真=大輪の花を開いたヤマユリ(7月10日)
同高では、かつて多摩丘陵に群生していたヤマユリを復活させようと、2010年度からPTAや生徒、職員、地元の長沢自治会の参加で「百合の花咲く丘プロジェクト」を結成した。
校名にふさわしく敷地内をユリの花で満たす、ユリを愛でることにより母校への誇りを育てる、地域にユリの花を贈り交流を図るの3つを目標に、校門東側の約300平方mの斜面地を「ヤマユリの丘」(写真右下)と名付け、ヤマユリをはじめとするユリの球根を植えて水やりなどの管理を続けている。
見事に咲いたユリを多くの人に見てもらおうと、4年前から開花時にヤマユリの丘を一般公開しており、鑑賞者も年々増えているという。ことしの開花がやや遅れ気味だが、7月初旬から花を開き始め、緑の草に覆われた斜面のあちこちに大輪の白い花を咲かせ、生徒たちの目を楽しませている。
鑑賞会の当日は花を見てもらうほか、同高茶道部の部員が参加者を抹茶でもてなす。
鑑賞会はこの日だけだが、同高事務室に声をかければこの日以外でも鑑賞は可能。
問い合わせは電話044-977-8955。交通などの詳細は同高 HP(こちら>)