J3・FC町田ゼルビアがSC相模原に2対0 : 激しい風雨に耐え完封、2位に浮上

140330zelvia  01明治安田生命J3リーグ第4節の試合が3月29日と30日に各地で行われた。第2日程のFC町田ゼルビアは30日に町田市陸上競技場でSC相模原と対戦、2対0で勝利し4位から2位に上昇した。

写真=12分、町田DF深津康太(#5)が先制ゴール(写真 : すべて山本真人)

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ボールを競る町田MF李漢宰(#6)

ホームタウンが隣接する対戦でことしから町田側は「武相決戦」、相模原側は「相武決戦と」名づけられたダービーマッチ。朝から大雨と強風のあいにくの天候だったが、競技場には両チームのサポーター2,163人が雨具をまとって熱心に観戦した。
町田は、前節カードを2枚もらって退場したGK高原寿康(#21)に代わり修行智仁(#1)がスタメン起用され、12分にコーナーキックのチャンスからDF深津康太(#5)が相模原GK佐藤健(#1)のミスしたこぼれ球を右足でゴールに押し込み先制。相模原は町田を2本上回る6本のシュートで反撃したが、町田は落ち着いて守りMF鈴木崇文(#17)らがチャンスを作ったが得点には結びつかず前半を1対0で折り返した。
140330zelvia  04町田は68分にFW木島徹也(#14)に替え昨シーズン最終戦となったこの対戦でゴールをあげた齋藤翔太(#14)を投入した。その後、町田DF星野悟(#25)が76分に追加点を奪い(写真右)、相模原の攻撃を守りきった。
試合に影響は出なかったものの、一時ピッチを囲む広告看板の一部が飛ばされるハプニングもあるほどの風雨で、互いに身を挺して相手の攻撃を防いだため町田は3枚、相模原は4枚のイエローカードが出る激しいダービーだった。
試合後、相馬直樹監督は「悪天候の中で、多くのサポーターに来ていただき、集まってくださった方に熱で勝つことができたことを感謝したいと思います」と述べてから「こういうコンディションの中でセカンドボールの奪い合いがカギと思っていました。相手の時間もあった中でセットプレーでまず点を獲れ主導権を獲れたことは非常に大きかった。追加点を獲った後も、もう1つ2つゴールを獲るチャンスを作りながらも決めきれなかったことは、今後の課題になるかなと思います」と試合を振り返った。
次のホームゲームは、4月13日13時からツエーゲン金沢と対戦する。