川崎市麻生区の麻生不動院でだるま市:寒気緩みにぎわう境内、ただし財布のヒモは緩まず

140128daruma01川崎市麻生区下麻生の麻生不動院で「関東納めのだるま市」が1月28日に開かれ、縁起物のだるまを求める人でにぎわった。

写真=だるま屋でだるまをえらぶ客(撮影・角田珠子)

140128daruma02同院のだるま市は、旧暦で関東地方で最後に開かれることから「納めのだるま市」と呼ばれて親しまれている。
普段静かな境内や沿道には、だるまをはじめ植木や食べ物を売る露天が並び、にぎやかな売り声が響いた。寒気が緩み、おだやかな陽気に誘われて訪れる人も多く、11時から13時頃のピーク時はラッシュアワーの電車並みの混雑となった。
売れ筋は4号から5号の2000円から3000円程度のだるまで、値段はほぼ昨年並み。
ただ、だるま店の話によると、景気の好転がいわれている割りには、お客の財布のヒモは固いといい、だるまさんもちょっぴり渋い顔。それでも、常連客の多くはこれまでより大きめのだるまを買う人が多いという。
同院は「火伏せの不動」とも呼ばれ、火難にご利益があるとされており、本堂ではお札などを買い求める人でにぎわっていた。