社会人のアメリカンフットボールXリーグのセカンドステージの第2戦が行われ、富士通フロンティアーズは11月17日に横浜スタジアムでノジマ相模原ライズと対戦、第2クォーターにいったんライズに追いつかれたものの、その後は着実に加点、45対24で勝利を収め、ファイナルステージ進出を決めた。ファイナルステージは12月1日にキンチョウスタジアム(大阪)でパナソニックインパルスと対戦する。
写真=第2QにRB高野橋がライズディフェンスを振り切りタッチダウン
初戦でアズワンに快勝した富士通は、WEST3ディセントラルビジョン2位のライズと対戦した。
第1クォーター(Q)にライズの攻撃をラインバッカー(LB)青木悠二(#5)のインターセプトなどで封じた富士通は、着実にライズのゴールに迫り、7分30秒にクォーターバック(QB)吉田元紀(#19)が自らゴールに走り込んでタッチダウン(TD)を決めて先制した。ライズもフィールドゴール(FG)で追いすがり、7対3で第1Qを終えた。
第2Qに入ると、ゲームは緊迫した展開となった。富士通は5分11秒にランニングバック(RB)高野橋慶大(#20)がTDを決めてリードを広げたが、ライズはFGに続いて、富士通のファンブルで攻撃権を奪うとロングパスで一気に富士通ゴールに迫り、この日初のTDを奪った。さらにはトライフォーポイント(TFP)で2ポイントコンバージョンを決めて同点に追いついた。これに対し、富士通は終了間際の15分0秒にキッカー(K)西村豪哲(#11)がFGを決めて再度リードを奪い、前半を17対14で前半を折り返した。
第3Qに入ると、ライズの攻撃の勢いを富士通ディフェンスが着実に止めて徐々にペースを取り戻し、5分13秒にRB進士祐介(#28)がTDを決めてリードを広げた。
第4Qは、富士通がゲームを支配、RBゴードン(#29)が6分36秒に、RB進士が9分41秒にTD、10分18秒にはディフェンスバック(DF)善元将太(#23)がインターセプトからそのままライズのエンドゾーンに走り込んでTDを奪い、試合を決定づけた。ライズも10分37秒にロングパスからTDで追いすがったが、反撃もここまで。富士通が毎クォーターにTDを決めるなど地力を発揮して勝利を収めた。