川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムが原画50点を展示替え : 肉筆回覧誌『少太陽』をiPadで公開


131001fujikomuseum 01川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム(川崎市多摩区長尾2-8-1)が、3期に分けて展示している人気の企画展『大長編ドラえもん』の原画50点を10月2日に替えた。これに合わせ、同館が所蔵する藤子さん(本名=藤本弘)が高校時代に発刊した貴重な肉筆回覧誌の内容をOA機器で見られるコーナーを新設、ファンや研究者を喜ばせそうだ。

写真=高校時代に刊行した肉筆誌『少太陽』の内容をiPadで展示  (C)Fujiko-pro



131001fujikomuseum 03『大長編ドラえもん』は、藤子さんがライフワークにしていた劇場公開用の長編原作として書き下ろした作品で、同館では18作品の原画を3期に分け2013年1月から展示している。

シリーズ最終となる今回は、『のび太と雲の王国』(映画公開年1992年)、『のび太とブリキの迷宮』(同1993年)、『のび太と夢幻三剣士』(同1994年)、『のび太の創世日記』(同1995年)、『のび太と銀河超特急(エクスプレス)』(同1996年)の5作の原画を展示室IIで2014年1月19日まで展示する。館内の展示は124点でうち50点が新しい作品。また1期、2期を見に来たリピーター客を喜ばせるため、展示室IIの扉部分も模様替えした

131001fujikomuseum 04今回の展示替えの目玉は、ガラスケースに展示されたすべて手書きの回覧誌『少太陽』と、iPad2台、モニターを置いたスペシャルショーケースと呼ばれるコーナー(写真右)
『少太陽』は、藤子さんがプロ漫画家としてデビューする前、後にコンビを組んだ藤子不二雄Aさん(本名=我孫子素雄)と手作りした雑誌。同館では以前からケースで展示していたが、来館者から読みたいとの声が多く寄せられており、検討の結果、最新のOA機器を利用して公開することになった。今回は「子供の日お祝い号」(1950年)の内容すべてを画像で取り込み、iPadとモニターで鑑賞できる。


131001fujikomuseum 053階のカフェでは原画展第3期にちなみ、スープ、メイン料理、デザート、ドリンク付きの初のコースメニュー「グルメテーブルかけコース」(2,000円)を10月中旬から販売する。また、10月31日までハロウィンフェアとしてカフェで新メニュー「パーマン パンプキンプディング」(860円)を販売するほか、ショップでマグカップやポストカードなども販売する。

ミュー ジアムは日時指定の完全予約制で、1日4回に分け1回最大500人が入場できる。
開館時間は10時〜18時。入館料はおとな1,000円、中高生700 円、4歳以上の子ども500円、3歳以下無料。
入館時間は10時、12時、14時、16時(指定時間から30分以内に入館)。
定休日は火曜日と年末年始。
チケットの発売は、入館前々月の30日kら全国のローソン各店で。
川崎市在住者は市内のJTB8店舗で扱う優先発売のチケットを利用できる。

問い合わせは電話0570-055-245(9時30分〜18時)。HPはこちら>