社会人のアメリカンフットボールXリーグ・秋季リーグが8月31日に開幕した。
ことしイースト(東地区)に所属する富士通フロンティアーズは、9月1日に川崎球場でハリケーンズと対戦。富士通は、開始直後のキックオフリターンを皮切りに12本のTD(タッチダウン)を含む87点を奪うとともに失点を0に抑えて圧勝、優勝をめざして好調なスタートを切った。
写真=第1Q8分45秒、ハリケーンズの守備を振り切りこの日2本目のTDを決めるRBジーノ ゴードン(#29) (撮影 : 山本真人)
富士通は、第1Q(クォーター)開始15秒でWR(ワイドレシーバー)宜本慎平(#4)が75ヤードのキックオフリターンを決めると、ハーバード大卒の新加入RB(ランニングバック)ジーノ ゴードン(#29)が 4分25秒と8分45秒に立て続けにTD、さらにRB高野橋慶大(#20)がTDを奪ってゲームを支配した。
第2Qの3分59秒にK(キッカー)西村豪哲(#11)が54ヤードのFG(フィールドゴール)を決めるとさらに攻撃の勢いを増した。ハリケーンズのパントを奪った新人WR(ワイドレシーバー)成田竜馬(#25)が48ヤード走り込んでPR(パントリターン)を成功させ、その後も相手の攻撃を寄せ付けず、パスとラッシュで2本のTDを決め、52対0で前半を折り返した。
後半に入っても富士通は攻撃の手を緩めず、第3Qの2分43秒に宜本慎平の弟で新加入WR宜本潤平(#22)が47ヤードのPRを奪うと、その後も2本のTDを奪い、一方的にリードを広げた。第4Qには新人QB(クォーターバック)吉村竜太郎(#15)がWR中村輝晃クラーク(#81)に確実なパスを通してTDを奪い、さらに高野橋が64ヤード走って、この日2本目となるTDを決めた。富士通は攻守ともに仕上がりの良さを見せ、一方的にゲームを制した。
富士通の次の試合は、9月15日16時30分から川崎球場でアサヒビールシルバースターと対戦する。
高野橋選手のTDすごすぎる。ジャンプしてからバランスを崩さずそのままタッチダウン素晴らしい。