JFL24節の試合が、8月10、11日に行われ、FC町田ゼルビアは町田市陸上競技場でY.S.C.Cと対戦した。町田は2点先制されたものの粘りの攻撃で3対2で逆転勝ち。4連勝で2位のAC長野パルセイロとの勝ち点差を5に縮めた。
写真=67分、町田FW杉本竜士(#32)が勝ち越しのゴール(撮影 : 山本真人)
今節は約1カ月のJFL中断期間前の最後の試合。町田にとっては、市立陸上競技場がスポーツ祭東京2013(第68回国民体育大会)の会場となるため約2カ月ホームゲームがなく、サポーターにとってはホームの連勝を期待したいところだ。
朝から猛烈な暑さだったが、試合40分前頃から雷雲が近づいて気温が30度を下回り、ときおり雨がぱらつくなどいくらかしのぎやすい状態となった。
試合は、前半立ち上がりからハードワークのY.S.C.C.が町田のボールをカットして中盤を支配、シュート数も町田6本に対し11本と倍近くを放った。そうした中、31分にY.S.C.C.のMF越水将一(#23)が先制、その後も越水が町田のボールを奪って前線にボールを運び、39分にFW松田康佑(#9)が追加ゴールを決めて2点リードした。町田は44分、7月にレンタル移籍したMF日高康太(#35)がゴール前にボールを運び、これに対応するため前に出ていたY.S.C.C.のGK高橋拓也(#1)と守備陣のこぼれ球をDF藤田泰成(#3)がゴールに押し込み(写真左)、前半を1対2で折り返した。
前半終了間際の得点で息を吹き返した町田は、後半は運動量が増えて攻撃のチャンスを作り、4試合ぶりにスタメン出場したFW向慎一(#7)のパスを受けたFW鈴木孝司(#9)が58分に同点ゴールを決めた(写真右)。さらに67分、向と交代したFW杉本竜士(#32)がY.S.C.C.からボールを奪って一気に攻め込み、勝ち越しゴールを決めた。Y.S.C.C.は、73分にDF服部大樹(#5)がこの日2枚目のカードをもらって退場したものの、速攻で町田ゴールを脅かした。一方、リードした町田は運動量が落ちて数的優位を生かせず、得点差を広げられなかった。
JFLの再開は9月14日だが、町田はアウェイゲームが3試合続き、次のホームゲームは10月6日14時から栃木ウーヴァFCと対戦する。