「シネマサロンコンサート」が7月14日13時から川崎市アートセンターで催される。「心はずむ音楽のしらべと映画のお話し」と題して、映画音楽を取り上げる。「あさお芸術のまちコンサート」の一環で、東日本大震災の完全復興を願い、（震災が起きた）「2011年3月11日を忘れてはいけない」というメッセージを盛り込んで、プログラムに復興に関する曲の演奏や来場者と歌うことにしている。
このコンサートは2000年からランチタイムコンサートとして始まり、2009年に「あさお芸術のまちコンサート」と改称、地域課題対応事業として区と市民が協働で催しており、今回で95回を数える。
昨年度までは実行委員会が開催していたが、今年度から麻生区在住の市民10人と有識者の顧問3人で組織した「あさお芸術のまちコンサート推進委員会」（丸山博子委員長）が事務局となって企画・運営を行う形式に改め、市民の手による市民のためのコンサート活動をめざすことになった。
今年度は、被災地の深刻な現状や被災者が明日に向かって歩んでいることを忘れないために何をしたら良いかについて推進委員会で話し合いを重ね、「3月11日を忘れない」というメッセージを込めて、開催するコンサートのプログラムに反映することにした。
14日のコンサートには声楽・ソプラノ栗原陽子さん、ヴァイオリン市川美希代さん、ピアノ須藤信一郎さん、フルート中西綾子さん、ピアノ小坂友紀子さんが出演、「太陽がいっぱい」「タイム・セイ・ツー・グッバイ」「タイスの瞑想曲」など映画に関わりの深い曲を約1時間にわたって演奏する。
定員は80人で、入場無料。
問い合わせは電話044-965-5116麻生区役所地域振興課。
