Jリーグ・川崎フロンターレがヴァンフォーレ甲府と引き分け : 等々力開幕を飾れず


130330fron01Jリーグ第4節の9試合が3月30日に行われ、川崎フロンターレは川崎市中原区の等々力陸上競技場で今季J1に復帰したヴァンフォーレ甲府と対戦。川崎は前半に甲府のゴールを許し後を追う苦しい展開。後半にはPKも止められる悪い流れだったが、途中出場のFW矢島卓郎(#9)が88分にゴールを決めて同点に追いつき1対1の引き分けに持ち込んだ。この結果、前節の最下位から脱出し14位に浮上した。 

写真(撮影、いずれも山本真人)=88分、同点のゴールを決めた川崎FW矢島卓郎(#9)を祝福するFW大久保嘉人(#13)



130330fron02本拠地の等々力陸上競技場が昨年秋から改修工事中で、この日の対戦が川崎にとって今シーズンの本格的な”ホーム開幕戦”。ナビスコカップを含め今季まだ勝ち星がない川崎は、なんとしても初勝利したい一戦。一方の甲府も未勝利で負けられないところだ。

試合は、立ち上がりからハードワークで
闘志をみせる甲府が前半のリズムをつかみ、12分にFW平本一樹(#25)が先制ゴールを決めた。その後も勢いに乗る甲府の攻撃をしのぎ、前半を0対1で折り返す。
川崎は64分にFWレナト(#10)がPKを得たが、甲府GK河田晃平(#21)に止められ
た。次第に運動量の落ちた甲府にチャンスを作るものの、なかなかゴールを割ることができない時間が続いたが、88分、FW大久保嘉人(#13)のヘディングシュートを河田がはじいたボールをゴール前にいた矢島がヘディングで押し込み同点に持ち込んだ。残り時間の少ないなか、川崎は3分のアディショナルタイムまで攻撃し続けたが追加点は奪えず、本拠地の開幕戦を飾ることができなかった。
ホーム開幕恒例の始球式には、今季のオフ期間中にコラボプロモーションを行ったNHK Eテレの人気キャラクター「オフロンスキー」が登場、両チームのマスコットとダンスを披露(写真左)した後、ゴールを決めた。また、会場周辺では、オフロンスキーにちなんださまざまなイベントが催された。
次回のホームゲームは
4月3日19時から、ナビスコ予選リーグ第3節でジュビロ磐田と対戦する。