「ふれあう心で豊かなまちを」を合い言葉に、36回目の狛江市民まつりが11月11日、狛江第一小学校、狛江市役所、市民グランドなどで催された。会場には朝から多くの家族連れが訪れたが、15時ごろから雨が降り出し、昨年より1,000人少ない延べ68,000人(主催者発表)が買い物やイベントを楽しんでいた。
写真=第一小学校に向かうみこし連
祭りの開会を告げるパレードは、午前9時30分に市民グランドから鼓笛隊を先頭に、まつりの実行委員会、交流都市の代表者、少年剣道クラブなど小学生からお年寄りまで多くの市民が参加。続いて市内の全神社の6基のみこし、はやし連の山車などが会場周辺の道路を練り歩き祭りムードを高めた。一小の舞台では、来賓の高橋都彦狛江市長などがあいさつした後、恒例の地酒の鏡割りも行われ、マス酒で乾杯した。
一小特設舞台では、郷土芸能のおはやしやダンス、子どもたちに人気のヒーローショーなどがくり広げられた。校庭にはカラフルなテントが並び、市民団体と友好都市の川口町、山梨県小菅村などの物産展、公共団体や市民団体などが出店、買い物を楽しんでいた。ことしも被災地支援のために市民祭実行委員会による石巻市の物産販売、和泉本町1丁目町会の相馬市物産展が催され
人気を呼んでいた。
農産物品評会のテントでは、狛江産の野菜や果物、花などを展示、見学者の関心を集めていた。正門近くにはパレードに出た野菜の宝分けを待つ市民が12時30分頃から並び始め、分けられた野菜にニッコリ。また、午前中に行われた市内産の野菜の産直も人気を呼び、1時間あまりの間に売り切れた。
歩行者天国となった本町通りでは、ロックソーランなどの踊りやジャズ、ロック、ニューミュージックなどのストリートライブが行われ、狛江第二中学のダブルダッチ部の演技が特別披露され、保護者らがカメラをビデオを回し、見物客から大きな拍手が贈られた。
市役所会場では、防災センター建設のため市民ひろばが縮小され物産会場が分散する形となったが、予想よりも影響は少なく各会場とも買い物客などでにぎわっていた。市民ひろばの舞台では、狛江ランチ逸品コンテストの結果の発表と表彰色が行われ、レストラン プティ・クーの「お楽しみオムライス」が最優秀作品賞に、日本料理 扇屋「狛菜おうぎ膳」、つきじ天六「こま玉丼」、ボンボニエール「狛江野菜と塩小路のパスタ」、彩りごはん「銀だらの塩こうじ焼きとほたての炊き込みご飯」が優秀作品に選ばれた。
市民グランドでは、体育協会のスポーツ祭が行われ、子どもからお年寄りまで幅広い年代の市民がグラウンドゴルフやサッカーボールを使ったゲームなどを楽しんでいた。
また狛江駅北口交通広場前では、関連事業として「市民まつり駅前ライブ」が催され、アマチュア4団体のほかプロミュージシャンも出演、女性若手ミュージシャンがコミカルな寸劇を交えて馴染みのクラシックを演奏し、聴衆を笑わせるなどのんびりイベントを楽しむ市民であふれていた。