J2・FC町田ゼルビアがファジーノ岡山と2対2で引き分け : 終了5分前に追いつかれ、逆転劇実らず


120902zelvia03J2第32節の11試合が9月2日に一斉に行われ、FC町田ゼルビアは町田市野津田の町田市立陸上競技場でファジーノ岡山と対戦した。1点先行された町田は、28分の早めの交代が功を奏し55分にMF太田康介#6、61分にFW勝又慶典#7が相次いでゴールを決めて逆転、雨の中で熱い応援を続けるサポーターをわかせたが、酒量近い86分に追いつかれ、今季ホーム初の逆転劇は実らなかった。

写真=61分、逆転のゴールに喜ぶ町田FW勝又慶典#7(撮影 : 山本真人)


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55分、町田MF太田康介#6の同点ゴール

試合はキックオフ約30分前から降り始めた激しい雨の中で行われた。
岡山の激しいプレスにリズムがつかめなかった町田は、19分に自陣ゴール近くの右サイドでDF津田和樹#2がスリーピーなピッチに対応しきれずボールを奪われ、岡山FW金民均#7に先制ゴールを許した。その後もボールを保持してゴールに迫る岡山の攻撃を断ち切るため、町田のアルディレス監督は28分に津田とMFコリン マーシャル#26に替え、MF鈴木崇史#17、勝又を同時に投入して攻撃的なシステムに変更、リズムをつかみかけ前半を0対1で折り返した。
後半、相手陣内でボールが回り始めた町田は、コーナーキックのチャンスからゴール前に飛び込んだ太田がヘディングで同点弾を決めた。勢いを増した町田は、61分に相手DFをかわしたキャプテンの勝又が右足で逆転ゴールを決めた。リードを守るため64分に先発FW北井佑季#19を下げ、DF薗田淳#25を入れて再びシステムを変更、守備固めをした。しかし、J1の入れ替え戦に参入したい岡山が粘りをみせ、先制点をあげた金が86分に同点ゴールを決め、引き分けに終わった。
次のホームゲームは、9月23日18時からカターレ富山と対戦する。
また第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会が始まり、2回戦から参戦する町田は9月8日13時から駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場でギラヴァンツ北九州と対戦する。