川崎市のFFFCマロンティアーズがフラッグフットボール世界選手権大会に出場

左から兼安、安在、大谷、黒澤川崎を拠点に活動する女子フラッグフットボールチーム「FFFC富士通マロンティアーズ」が、スウェーデンのヨーデボリ市で8月14日から行われる第6回フラッグフットボール世界選手権大会に日本代表として出場するのを前に、7月31日に阿部孝夫川崎市長を表敬訪問、出場報告と意気込みを話した。

写真(川崎市提供)=左から兼安ヘッドコーチ、安在さん、阿部市長、大谷さん、黒澤さん


フラッグフットボールは、アメリカンフットボールを基に、女性や子どもでもできるよう危険度の高いタックルに代わり選手の腰につけた「フラッグ」を奪い、ボールを敵陣のゴールに運ぶニュースポーツ。川崎市では2005年から普及に努めている。
マロンティアーズは1998年に中学生以上の女性で創部。現在、部員は14人で高津区下野毛の富士通グランドを練習拠点にしており、日本選手権で8回優勝している。2年ごと開催の世界選手権の出場は4回目。初出場の2006年に準優勝、フェアプレー賞も受賞している強豪チームで、ことしの日本選手権でも優勝、世界選手権の切符を勝ち取った。
選手10人とが世界選手権に参加する。
表敬訪問したのはキャプテンの
大谷香代子さん、副キャプテンの安在綾子さん(いずれも会社員)、黒澤菜海さん(神奈川県立岸根高校1年)とゼネラルマネージャー兼ヘッドコーチの兼安祥二さんの4人。兼安ヘッドコーチが「今回の予選は川崎球場で4月に行われ、接戦のうえ勝利できました。地元のアドバンテージがあったと思います。世界選手権には12カ国が参加し、日本は世界ランク5位ですが、メダルを目指します」と挨拶。創部以来のプレーしている大谷キャプテンは「チーム一丸で輝くメダルを目指します」、前回の2010年大会でディフェンスMVPを受賞した安在副キャプテンは「4回目の挑戦で、思いきり楽しみたい」。黒澤選手は「4月にフラッグフットボールを始めたばかりで、まだわからないこともありますが、精いっぱいがんばります」と抱負を語った。
阿部市長は「川崎は、いまではアメリカンフットボールのまちになりました。日頃からフラッグフットボールやアメフトの普及に努めていただき、ありがとうございます。川崎市では小学校113校がフラッグフットボールを取り入れています。体だけでなく頭も使うスポーツなので、小・中学生からやると教育にも良い効果があると思っています。マロンティアーズはこれまでもすばらしい成績を収め、世界的にも草分け的な存在です。これからも層を厚くしてがんばってください。世界選手権では優勝を目指してください」と激励した。