東日本大震災の被災地・釜石市で復興応援のボランティア活動をした川崎市の高校生36人が、復興支援について考えようと8月2日18時30分から高津市民館で「すべての人へ 高校生より〜僕らが見た釜石市」を開く。
この高校生らは、震災1年後の2012年3月の春休み中に川崎市社会福祉協議会が企画した「川崎市高校生復興応援隊」に参加、バスで釜石市に出向き、復興支援活動や現地の高校生、ボランティアセンターの人たちと交流した。
メディアで伝えられる情報とは違う、自分たちが見聞した貴重な体験を「被災地のために何かしたい、何をしたらいいのかわからない」と思っている人たちに伝え、「みんなで考えよう」と参加した高校生が中心となり、川崎市社会福祉協議会と共催して報告会を催すことになった。
当日は、避難時に撮影した釜石市にある町内会長から提供されたビデオを元に高校生が10分間に編集した「突然失われた平和な日常」を上映するのをはじめ、釜石市の被害をまとめた「対策を覆した大震災、地震の惨状、釜石の今」、応援隊活動の背景、活動内容を報告する。
その後、被災地で学生らが参加しやすいバスツアーなどのボランティア企画を運営する団体「Youth for 3.11」の島田悠司代表をゲストコメンテイターに迎え、パネルディスカッション「今の私たちにできること」を催す。
報告会は入場無料。
問い合わせは電話044(739)8718川崎市社会福祉協議会 ボランティア活動振興センター。