J2・FC町田ゼルビアがギラヴァンツ北九州に1対0で惜敗 : 北九州の守り崩せず、PK1発に泣く

120503zelvia02J2リーグ第12節の11試合が5月3日に各地で行われた。FC町田ゼルビアは町田市陸上競技場でギラヴァンツ北九州と対戦、後半北九州にPKを与え1対0で敗れた。

写真(撮影 : すべて山本真人)=77分、ギラヴァンツ北九州のFW池元友樹#11のPK


120503zelvia01互いに地域リーグから上のカテゴリーに上がり、2009年のJFL時代に2度対戦した経験を持つ両チーム。試合前に雨が止んだが、昼間の雨でピッチはスリッピーな状態。
町田は持ち前のパスサッカーを展開してリズムをつかむものの、北九州の固い守りでゴール前になかなかボールが運べず(写真右)、前半を0対0で折り返す。

後半に入ってもこう着状態が続き、両チームとも早い段階で交代カードを切った。試合が動いたのは77分、町田のパスをカットした北九州がカウンター攻撃でペナルティーエリアにボールを運び、FW池元友樹#11が町田DF津田和樹#2のファウルを誘ってPKを得、自ら決めて先制した。その後、町田は3人目の交代でFWドラガン ディミッチ#10を投入したが、北九州の守備を崩せず敗退した。
両チームのシュート数は、前半は4本ずつと同じだったが、後半は北九州の4本に対し町田は2本。町田は、パスはつなぐものの自ら招いたピンチに沈んだ。
試合後の会見で北九州の三浦泰年監督は「内容では町田に負けたが、勝ち点3を持ち帰ることができた」とニンマリ、「町田はしっかりしたサッカーを構築しており、これから怖くなる」と対戦相手を評価した。
一方、町田のアルディレス監督は「両チームに大きな違いはなかった。パスを早く動かすことに関しては満足している。中盤から先の攻撃の自信や最後のパスが少し不足していた」と分析した。
町田の次のホームゲームは、5月13日13時からジェフユナイテッド千葉と対戦する。