町田市陸上競技場にJリーグ開催のためのメディアセンター : 3月20日から使用

120316mediacenter01FC町田ゼルビアのホームスタジアム町田市立陸上競技場に建設中のメディアセンターがこのほど完成した。メディアセンターは、Jリーグがゼルビア昇格時の条件とした施設で、試合を中継できるスペースや記者会見室などがあり、3月20日(第4節)のホーム試合(FC町田ゼルビアvsロアッソ熊本)から使用される。


建物は、鉄骨造り5階建てで延べ床面積は1248.52平方m。内部は1階が約160平方mの運営本部室、35平方mの審判更衣室と男女のトイレ。2階はランケーブルやモニターを備え、ついたてで仕切る仕組みの265平方mの記者会見室・記者室・カメラマン室。3階は約60平方mの中継控室、窓が全面開く実況放送室4室と場内放送室、マッチコミッショナー室、記録室、消防司令室。4階は、電源ケーブル付きのテーブルとイスを備えた80席分の記者席とVIP来場時などに使用する運営控室2室。5階は後部に風よけシートを張った2m四方のカメラスペース14区画を用意している。総工費は2億1千万円。
各施設ともJリーグの2011年基準をクリアしており、J1リーグを開催している多くの公営陸上競技場より広いスペースを確保している。

現在、同競技場は2基準の客席を確保するためメインスタンドを改修中で、今シーズンはFCゼルビアの試合だけに使用される。改修工事は、試合開催以外の日に行われ、来シーズンには1万500席になる予定だ。
今回造られたメディアセンターは、1年間のみの仮設で、メインスタンド改修時に中継室や記者室などを新たに設置し、工事完了後は撤去してトラックも作り直す予定だ。