川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム(川崎市多摩区長尾2-8-1)が、バレンタインシーズンからホワイトデーまで館内でスイーツを味わってと、2月8日から3月14日まで「SF〜スイーツフェア〜」を催している。
写真=『魔美のハートプレート』 (c)Fujiko-Pro
期間中は、ミュージアムカフェで藤子作品の人気キャラクターのスイーツ(『魔美のハートプレート』ドリンク付き900円ほか)やカフェラテ(ドラミちゃん、しずかちゃん、いずれも550円)のメニューを提供する。テイクアウトコーナーではショコラステック、スイートポテトなどを販売する。このほか館内のプリントシール機で、スイーツフェアバージョンの絵柄4点が登場する。
ミュージアムショップでは、ドラえもんなどのキャラクターをあしらった本の形をした4種類の「ブック形チョコレート」、CDの形をした「ファーストチョコレートアルバム」の3商品(写真右)を2点買うごとにオリジナルポストカードを1枚プレゼントする。
同ミュージアムは予約入場だが、平日の入場はまだ余裕があり、川崎市民向け先行発売の利用は、さほど多くはない。
入場料は、おとな1,000円、中・高生700円、子ども(4歳以上)500円。スイーツの値段などの詳細は川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムのHP(こちら>)。
問い合わせは電話0570-055-245。
○5カ月の入場者22万人 72%が18才以上
「SF〜スイーツフェア〜」に先立ち、1月31日に伊藤善章館長が、2011年9月3日のオープンからの入場者数など説明(写真左下)した。
それによると、1月30日までの入場者は約222,000人(1日平均は1780人)で、このまま推移すれば入場者年間目標の入場者50万人は7月にも達成し、初年度から黒字になるという。入場者の72%が18歳以上のおとなだったで、なかには50回近く訪れた熱心なリピーターがいたことを明らかにした。これについて伊藤館長は「予想通り、子どもの頃にドラえもんなどのファンだった人が原画などを見に来ている。藤子・F・不二雄さんの遺族が「支えてくれたフォンに恩返ししたい」の願いからミュージアム設立となったがその思いが叶う、おとなが楽しめる場所になっている」と推察した。英語、中国語、韓国語のガイド案内の利用者は2.5%だったことに触れ、「アジア圏の旅行客のツアーに組み込むなど外国人客を増やしたい」と述べ、日没が遅い夏場は営業時間を延ばしたりしたいと話した。また、待ち時間が長いなどの課題たっだカフェについては「70%以上の人が利用するとは考えず設計し、お客様を待たせることになった。いまは、スタッフを増や、丁寧に対応して苦情も減ったが、暖かくなったら外で食べられるような工夫をする」と話した。