川崎市と町田市が図書館利用の相互協定締結:両市の市民は4月1日から本の借り出しが可能に

120130tosyokan02川崎市と町田市はこのほど図書館相互利用の協定を結んだ。これにより4月1日から両市の市民は川崎と町田の市立図書館の本を借りられるようになる。1月30日には川崎市麻生区役所で阿部孝夫・川崎市長と石阪丈一・町田市長が図書館相互利用の協定書を取り交わした。

写真=協定書を持ち握手する阿部孝夫川崎市長(右)と石阪丈一町田市長


協定により川崎市民は、町田市の7図書館と町田市民文学館の蔵書合わせて約103万冊(2011年3月末現在)を、町田市民は川崎市の13の図書館(分館・閲覧室含む)の蔵書約190万冊(同)の貸し出しを受けられる。
当面は予約貸し出しや蔵書のリクエストなど他のサービスは行わない。
利用は両市在住の市民に限られる。利用にあたっては、川崎市民は町田市の、町田市民は川崎市の図書館で登録する必要がある。貸し出し・返却ともそれぞれの市の図書館の窓口または自動車文庫で受け付ける。貸し出しは図書・雑誌が10冊、視聴覚資料(CDなど)は3点まで。

川崎市が隣接する自治体と図書館の相互利用協定を結ぶのは、2004年11月の稲城市、同年12月の狛江市に継いで3市目。町田市は、1998年12月に相模原市、2008年4月に八王子・日野・多摩・府中・調布・稲城の6市と相互利用を行っている。
飛び地など市境が複雑に入り組んでいる両市では、図書館など公共施設の利用については長年の懸案だった。
町田市が2008年に、小田急線鶴川駅前に建設する複合型公共施設「町田市鶴川緑の交流館」(
2012年10月完成予定)のなかに蔵書数6万冊(将来は9万冊)の図書館を設置する計画が明らかになったのをきっかけに、両市の図書館職員が相互利用について本格的に検討を重ね、相互利用が実現した。
これにより、
小田急沿線の町田市民は麻生図書館、多摩図書館が利用できるようになり、一方、飛び地の岡上地区の川崎市民は、駅前の図書館完成後は同館が利用できる。この協定により、両市の図書館職員によると、川崎市は約5,000人、町田市は2,000人〜3,000人の利用が増えると見込んでいる。
120130tosyokan011月30日の調印式で阿部川崎市長は「(昨年11月に川崎で開いた)九都県市首脳会議で提案した公共施設の広域利用を実現する新しい一歩となった。鶴川駅前図書館の完成は、岡上に住む川崎市民にとって喜ばしいことで、小田急線を利用する町田市民にとっても駅から近い麻生図書館、多摩図書館もぜひ利用してほしい。市の境界を越え広域利用で学習・知的活動の機会が増える」と期待を表明、石阪町田市長は「町田市は神奈川県の自治体と接しており、相模原市と提携した後、東側の自治体と結びたいと思っていた。岡上の人から鶴川駅前図書館を利用したいと言われたこともあり、実現できてよかった」と喜ぶとともに「私は川崎フロンターレの練習場のすぐそばに住んでいる。(FC町田ゼルビアの指揮を執った)相馬監督がフロンターレの監督になってちょっと残念でしたが、ことしゼルビアがJ2に昇格したので、これをご縁に町田と川崎のつきあいが深まり、ゼルビアとフロンターレと試合をする日が来ることを楽しみにしています」と話していた。
鶴川駅前図書館の計画が具体化したときから協定の締結を担当してきた池原真・麻生図書館長は「川崎市は、各図書館が、歴史、文学、児童書など特色を持つように努力している。一方、町田市は人口に比べ、蔵書が多く、町田駅前の中央図書館は約54万冊の蔵書を持つなどそれぞれ魅力が違う。
蔵書の購入予算が限られているなかで、利用できる本が増えるのは両市民にとってメリットが大きい」と話している。



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  1. まちかわサム コメント投稿者

    J1川崎フロンターレ
    J2町田ゼルビア
    Jリーグ頑張れ!