JFL後期17節の9試合が11月27日に一斉に行われた。J2入りを目指すFC町田ゼルビアは町田市陸上競技場でアルテ高崎と対戦、ゼルビアは前半にFW勝又慶典(#7)のゴールで先行したものの、後半アルテに連続ゴールを許して1対3の逆転負けとなった。J2入りをめざす松本山雅が勝ったため、4位に後退した。
写真(撮影 : いずれも山本真人)=22分、ゼルビアFW勝又慶典(#7)の先制ゴールと喜ぶMF酒井良(#11)
試合は、序盤からアグレッシブに戦うゼルビアが22分に、勝又が飛び込み先制、その後もゼルビアが主導権を取り、何度も決定機をつくるが、相手の好守備で追加点は入れられず1対0で折り返す。
アルテはハーフタイムに長身の選手2人を投入、ハイボールで勝負する戦術を取り入れ、52分にMF益子義浩(#14)が同点のゴールを決めると、62分にはFW土井良太(#19)が逆転のゴールを決めた(写真左)。
ゼルビアも反撃するが、引いて守るアルテの守備を突破できず、クロスも高さで弾かれ得点できない(写真右)。ゼルビアは気持ちが空回りした焦りからか、83分には交代で入ったアルテのFW松尾昇悟(#17)にダメ押しゴールを決められ、敗戦した。
この日は、ゼルビアと下位チームの結果によっては、J2昇格条件の4位入りが決まるとあって、競技場には今シーズン2番目の6,130人が入場し、もうひとつの昇格条件、1試合あたりの平均入場者3,000人以上の条件はクリアした。