Xリーグ・富士通フロンティアーズが鹿島ディアーズに惜敗 : キックの失敗が響く

111013frontiers06社会人アメリカンフットボールXリーグの秋季リーグ、イーストディビジョン第4節の富士通フロンティアーズと鹿島ディアーズの試合が10月13日に東京ドームで行われ、24対16でディアーズが4勝目を上げた。

写真=第4Q、ディアース中川(#2)の決勝となったTD


ともに無敗で迎えたこの試合は、イーストディビジョンの事実上の優勝争いの様相。会場には富士通、鹿島の社員が多数訪れ、6784人が熱心な応援を繰り広げた。
試合は、第1クオーター(Q)の4分39秒にフロンティアーズのキッカー(K)西村豪哲(#11)が36ヤードのフィールド・ゴール(FG)を決めて先制。その後、第2Qに入っても互いの好守備で攻撃権が移り変わるめまぐるしい展開となった。第2Qの半ばにはフロンティアーズがこの日2本目のFGを試みるが失敗、その後、10分57秒にディアーズのクォーターバック(QB)加藤翔平(#12)からワイドレシーバー(WR)中川靖士(#2)へパスが通って、この試合初のタッチダウン(TD)でディアーズが逆転、7対3で前半を終了した。
111013frontiers05第3Qに入ると、ディアーズの守備陣がフロンティアーズの攻撃を阻んでFGとTDを決めて、 14点差に広げた。一方、この試合に照準を合わせてきたフロンティアーズは、ここから反撃を開始。8分15秒にQB出原章洋(#18)からタイトエンド(TE)大矢祐嗣(#87)へTDパスが通り1TD差に迫った。さらに3度目のFGを試みたが失敗。それでも、第4Qの6分34秒にフロンティアーズのランニングバック(RB)金雄一(#30)が敵陣3ヤードから走り込んでTDを決め6点(写真左)を加え1点差に迫ったが、K西村がトライフォーポイントに失敗し同点のチャンスを逃した。
攻撃権を得たディアーズは、確実にボールを進めて10分41秒にWR中川がこの日2本目のTDを決めて点差を広げ、熱戦に終止符を打った

3勝1敗となったフォロンティアーズは、川崎球場で10月22日16時30分から1勝3敗のブルサイズ東京と対戦する。