東日本大震災の影響で日程変更していたJリーグ5節の4試合が7月16日に行われた。第2日程の川崎フロンターレは、首位の柏レイソルを等々力陸上競技場に迎えて対戦、前半先行していたゲームを一時追いつかれたが、84分にfwジュニーニョが勝ち越しのPKを決め、3対2で勝利した。
写真=84分にFWジュニーニョが決勝のPK
試合は開始早々の5分にFW矢島卓郎のゴールで先制、31分には矢島と交代したばかりのFW小林悠が追加点を奪い、柏のシュートをゼロに抑える有利な戦いで前半を終了した。
しかし、後半は一転して柏に押し込まれる苦しい展開。GK相澤貴志のファインセーブなどでしのいだものの、54分にはオウンゴールで失点、71分には柏のMFレアンドロ ドミンゲスに同点ゴールを許した。しかし、交代で入ったばかりのMF久木野聡がペナルティーエリア内で相手側のファールを誘ってペナルティーキックを得た。このPKを84分にFWジュニーニョがしっかりと決めて決勝点を奪い、勝利をもぎ取った。
猛暑のなかでの連戦というハードスケジュールに加え、優勝争いにからんでいくには負けられない試合にMF中村憲剛、MF稲本潤一の主力を体調不良で欠くという厳しい条件のなかで首位の柏を倒してつかんだ勝ち点3は、今後に向けて大きな価値を持つと言えそうだ。