川崎市の麻生図書館で郷土かるたと探検クイズ : 35人の子どもがビンゴ形式のゲームに挑戦

110107karuta01 川崎市麻生区の麻生市民館市民館で1月7日、「新春チャレンジ かるたDEビンゴ&図書館探検」が催され、幼児と小学生35人が「寺の名が 柿にも残る 禅寺丸」など地域の歴史が読み込まれた「かわさきかるた」と図書館にちなんだクイズを楽しんだ。

写真(上から)=かるた取り、探検でクイズに答える親子

110107karuta02 同館では、数年前から幼児に本を読み聞かせる新年最初のお話会で、2004年度に制作された郷土かるた「かわさきかるた」を取り上げている。2009年からは、このかるたの普及活動に力を注ぎ、対象年齢を広げたかるた会を催しており、2010年には川崎フロンターレの選手がかるたの読み手として参加、人気を集めた。
今回は「かわさきかるた」の普及だけでなく、対面朗読室、拡大写本、返却ポストの場所など同館のさまざまなコーナーや業務について知ってもらおうとクイズも企画。かるたと探検の異なったステージを設け、両方をゲーム感覚で楽しめるようビンゴ形式を採用、午前と午後の3回催された。
参加した子どもたちは、手渡された見取り図を見ながら親子や兄弟で館内を探検しながら問題を探し、6問のクイズに答えた。集会室で行われたかるた取りでは、参加者は取った札の頭文字でビンゴシートを埋めるのに熱中していた。
中学生の兄に付き添われて参加した小学2年の白石悠馬君は「家で少しかるたの練習をして18枚取れてうれしかったけど、取った札の字がビンゴシートにないのもあってくやしかった。図書館はよく来るけど、知らない場所があって、かるたよりクイズの方が難しかった」と話していた。