狛江市西和泉の多摩川住宅二号棟の公園で12月23日夕、「サンタが大公園にやってくる!」が催され、同住宅に住む親子連れなど約200人が1000本のキャンドルのほのかなあかりのクリスマスイベントを楽しんだ。
写真=公園の地面に灯された1000本のキャンドルを楽しむクルスマス会
この催しは、同団地や周辺に住むさまざなな年代のおとなやこの公園で育ったこどもたち 総勢50人のスタッフが毎年この時期の開いているもの。
この日は、スタッフが公園にキャンドルを並べて準備。日没後の午後5時から並べたキャンドルに火を付け、木につるしたイルミネーションに点灯した。この後、静かな音楽が流れるなか、家族が手をつないでキャンドルの道を通って中央に座るサンタからプレゼントを受け取った。参加者は「灯がともるとこんなにきれいでじーんとする」「近くでこんなにすてきなクリスマスを楽しめた」と感動していた。このイベントは、同団地に住む若いお母さんが小度建て仲間と「火を見る機会に少ない子どもたちに静かな時間を過ごす夢のあるクリスマスを開こう」と企画、16年前に団地近くの集会所を借りて催したのがきっかけで始まった。その後、団地自治会や子供会などに受け継がれ、現在の形となり、規模も拡大していまでは同団地の名物行事のひとつとなっている。最初に企画した人たちは「当初は自分たちの子のためにと思っていたが、いまはお手伝いにくてくれる人や近所の人、管理組合の協力でこんなに長く続いた。またかつてこのクリスマスを楽しんでいた子どもが成人になて手伝ってくれるのがうれしい」と話している。