川崎市麻生区の柿生駅前で禅寺丸柿まつり : 特産品の柿は早々に完売

101017zenjimaru 2 川崎市麻生区の特産品「禅寺丸柿」にちなんだイベントを行う「禅寺丸柿まつり」(柿生中央商店会主催、川崎商工会議所・専修大学共催)が、10月17日に柿生駅前広場で行われ、親子連れなど約3000人(主催者発表)が会場を訪れ、買い物などを楽しんだ。

写真=柿にちなんだお菓子の販売


101017zenjimaru 1商店街の活性化と地元の特産品をPRするこのまつりはことしで13回目。会場では昨年同様、柿生禅寺丸保存会のメンバーが生産した禅寺丸と商店主と同祭を手伝う専修大学の学生が農家から集めた計約300kgの禅寺丸を柿生中学の有志が販売。ことしは夏の暑さの影響で収穫量が少なく販売量を確保するのに苦労し、午前10時過ぎに全て完売、禅寺丸を目当てに来場した遠方の客を残念がらせた。禅寺丸は早々に売り切れたが、柿を使ったお菓子の試食やワインの販売は人気を集めていた。
恒例の、口に含んだ種を吹き飛ばした距離を競う「種飛ばし大会」も3回行われ、勢い余ってポトリと落とす参加者などユーモラスな表情が、見物客の笑いを誘っていた。
特設舞台では、区内のお囃子保存会の演奏と演技でまつりを盛り上げ、同祭のイメージキャラクター「かきまる君」を主人公にした専修大学の学生が制作した紙芝居「かきまる君のだいぼうけん」が初めて披露された。また、吹奏楽コンクールで毎年優秀な成績を納める柿生中学吹奏楽部の演奏(写真・左)には、ビデオやカメラを構えた保護者など大きな人垣ができ、熱心に聴き入っていた。