小田急線新百合ヶ丘駅近くの川崎市アートセンターで、軍事独裁政権下のビルマ(ミャンマー)の反政府デモなどを綴ったドキュメンタリー映画「ビルマVJ 消された革命」が8月28日から9月10日に上映される。上映に合わせ、ビルマの難民たちの写真展も同時に開催される。
「ビルマVJ 」(アンダース・オステルガルド監督)は、第82回アカデミーショー長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた作品。外国人ジャーナリストの入国が制限される同国では、拷問や投獄の危険にさらされながら小型ビデオでデモの現場近くで撮影を続けるビデオジャーナリストたちが撮影した映像が、国際的なメディアに配信されている。この映画は、ビデオ・ジャーナリスト命がけの体験を伝える内容で、アカデミー賞は受賞しなかったが、2009年ベルリン国際映画祭 国際人権映画賞など150以上の国際映画祭で国際的な賞を受賞した話題の作品。
上映時間は28日〜9月3日は午前10時、午後2時40分、7時30分。9月4日〜10日は午後0時50分、5時40分。入場は一般1,700円、大学・専門学校生1,300円、シニア・障がい者・付き添い・会員は1,000円、高校生以下800円。
写真展「明日があるから 国境に生きるビルマ難民は今」は、紛争や貧困地帯で生きる人々を撮り続けるアジア・プレス所属の渋谷敦志さんの作品で、縦150cm 横100cmの垂れ幕のような大きな作品など26点を3階のコラボレーションスペースに展示する。
渋谷さんは初日(28日)の午後2時40分からの上映後に会場でトークを行う。
写真展は9時30分〜午後7時30分まで公開される。入場は無料。問い合わせは電話044(955)0107川崎市アートセンター。