川崎市麻生区の麻生図書館が、乳がん患者などのをサポートする同区内のNPO団体「キャンサーリボンズ」と共催し、6月26日午後1時30分から「しんゆりリボンズハウス」(川崎市麻生区万福寺1-5-2 メディカルモリノビル1階)で印象に残るがん闘病記・体験記についての発表会を催す。
写真=麻生図書館のがん闘病記コーナー
同図書館では、図書館にある本の利用を高めようと社会問題やタイムリーな話題をテーマにした「特設コーナー」を入り口近くに展示して好評を得ており、今回はこれを館内だけでなく地域に結びつけた活動にしようと、6月19日の「がん支え合いの日」にちなんだイベントとして開催する。同館によると、川崎市立の図書館には、約700冊の闘病記・体験記があるという。
同図書館では、5月14日から6月15日に市立図書館としんゆりリボンズハウスで利用者に「あなたの印象に残ったがんの体験記・闘病記にメッセージ添えて投票して」と呼びかけてきた。26日は、投票発表の他、参加者と意見発表を行う。投票の結果は、市立図書館とリボンズハウスのホームページでも発表される。
NOP団体キャンサーリボンズは、がん患者が病気でも自分らしく輝いて生きるためのサポートをする全国組織の団体で、聖マリアンナ医科大学乳腺・内分泌外科の福田護教授が理事長を務めており、「リボンズハウス」はその活動の拠点でイベントやセミナーのほか本の展示も行っている。
問い合わせは電話044(951)1305麻生図書館または044(281)3357しんゆりリボンハウス。