JFL・町田ゼルビアがホンダロックに引き分け: オウンゴールで追いつく


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JFL(日本フットボールリーグ)15節の試合が6月12日と13日に行われ、FC町田ゼルビアは第2日程の13日にホーム町田市立陸上競技場でホンダロックと対戦した。先行されたゼルビアは、終了間際にオウンゴールで追いついて引き分け、連敗を食い止めて貴重な勝ち点1を積み重ねて3位に踏みとどまった。

写真=ゼルビアのゴール前の攻撃(撮影 : 山本真人)




100613zelvia04  試合は、3連敗の悪い流れを断ち切ろうと開始早々からゼルビアが仕掛けるが、フィニッシュの精度に欠け、互いに攻撃のリズムに乗れず0-0で前半終了。後半開始早々の50分、ホンダロックMF前田悠佑が先制点を決めた。失点にゼルビアはようやくエンジンがかかり猛反撃、再三相手ゴール前に攻め込みシュートを放つが、枠外や相手DFに阻まれゴールを割ることが出来ない時間が続いた。このまま終了かと思われた89分、ホンダロックDFのクリアミスのオウンゴールでゼルビアは同点に追いつく。ゼルビアはロスタイム4分間も攻撃し続けたが、逆転には至らず試合終了となった。
 ホームの芝の状態も良くなく、試合全体を見るとゼルビアは中盤でボールが収まらず主導権が奪えなかった。シュート数はホンダロックの8に対して倍近くの15本、コーナーキックのチャンスが半だけでも6回あった。しかし、シュートの精度があともうひとつ、もう少しといったような展開で、連敗のトンネルをに抜け出したという状態ではなかったが、客席からは前回のホーム試合アルテ高崎戦のような強いブーイングは起きなかった。

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相馬直樹監督は「なかなか勝たせてもらえないという思いと、想像していないような得点が入り、思った形では点が入らない、これがサッカーなのかと思った最後まで戦い抜いたことで勝ち点1を拾えたことは、リーグ戦を戦ううえで非常に価値のあること」と振り返り、「リーグ戦が終わった時に、この引き分けが最後に意味のあるものにしたい。そのためには次の試合が大事であり、前期の残り2節を連勝で終わりたい」と話した。
 試合前には、ホンダロックの本拠地が宮崎県ということもあって両チームのマスコットによる宮崎県口蹄疫被災者に向けての募金活動を実施、また、競技場内では町田ゼルビアチアリーディングスクールの演技も披露された。
  次のホームゲームは前期最後で、6月27日14時からジェフリザーブズと対戦する。

写真=ゴールに喜ぶホンダロックの選手、口蹄疫問題の募金(撮影 : 山本真人)