国木田独歩を手がかりに高津区見直そう:ゆかりの地・溝口で5月16日に講演会

高津区ゆかりの明治時代の文学者・国木田独歩の代表的な作品を切り口に、高津を見直す講演会が5月16日に川崎市高津区溝口の川崎市男女共同参画センターで催される。


「高津の文化 国木田独歩を読み解く〜『武蔵野』は100年前の都市化への抵抗」をテーマに開かれる講演会は、高津区役所と市民参加で街づくりを進める「高津区まちづくり協議会」が、地域の文化や風土、暮らしついて学ぶ「高津学」の一環として開催する。
講師は、近代文学研究者の小森陽一東京大学教授。
同区溝口は独歩の代表作「忘れえぬ人々」の書き出しの舞台となっており、この作品のモデルとなった旅館「亀屋」と独歩の関係を後世に伝えるため、独歩の没後の1934(昭和9)年に、島崎藤村が題字を記した文学碑を亀屋の前に建立した。亀屋がなくなったため、現在は高津図書館前に碑が移されている。
午後3時からの講演会では、溝口を舞台にした「忘れえぬ人々」と独歩のもうひとつの代表作「武蔵野」をめぐる話を取り上げ、自然主義文学が日本の文学風土にもたらしたもの、まちと人のくらしと、100年の時をへだててなどについて語る。
参加費は資料代300円。入場は申し込み制だが、座席に余裕があるため当日も受け付けを行う。開場は午後2時30分からで、当日受け付けは、事前に申し込みをした人の後からとなる。
問い合わせは電話044(861)3133高津区役所地域振興課まちづくり担当。