川崎市宮前区の平瀬川で桜祭り:サクラの下で演奏やアユの放流

100418hirasegawa01  川崎市宮前区菅生4丁目の蔵敷親水広場(菅生四丁目)で4月18日、「平瀬川桜祭り」が開かれ、八重桜やソメイヨシノなどさまざまなサクラが植えられた堤防を舞台に地元の小中学生らが音楽や踊りを披露、稚アユやフナを放流し、約500人がのどかな春の休日を楽しんでいた。

写真=八重ザクラの下で子どもたちが太鼓を演奏

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100418hirasegawa02  平瀬川流域まちづくり協議会と向ヶ丘地区商店街連合会が主催するこの催しは、平瀬川の河川改修に伴い地域住民らが14年前に川の両岸にソメイヨシノやさまざまな八重桜を植えたのをきっかけに、地元の各自治会や小中学校などが協力し、毎年この時期に開催している。
サクラは順調に育ち、地域の人たちで組織するガーデニング団体が、川の管理のための空き地に四季の植物も植えて世話をしており、現在では区内のサクラの名所として知られ、花を楽しむ人が多く訪れるようになった。
14回目のことしは、3月から4月の寒さの影響でソメイヨシノもまだ名残りの花をつけており、メインの約20種の八重桜もさまざまな花をつけていた。
午前9時30分から始まった祭りのセレモニーには、和田秀樹宮前区長や地元の小・中学校の校長・副校長、三浦淳副市長が参列。地元の菅生中学校の吹奏楽部がオープニング演奏、菅生小学校「キッドビクス」の子どもたちがそろいの衣装で地元初デビューの踊りを見せて大きな拍手を受けた。子どもたちの演技や演奏の後、多摩川漁業協同組合の協力で、参加者が稚アユ1500匹とフナ500匹を放流。「平瀬川で大きく育って子孫を残して」と元気に泳ぐ魚たちを見つめていた。

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写真左上=子どもたちや三浦副市長らが稚アユを放流 写真下左=さまざまな八重ザクラが咲く会場 写真下右=放流されて元気に泳ぐ稚アユ