ACL・川崎フロンターレが北京国安に敗戦 : 降りしきる雪に地の利生かせず

1003069fron03  アジアのサッカークラブ王者を決めるAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ(予選)第2戦が、3月9・10日各地で行われ、2年連続3度目出場のグループE組・川崎フロンターレは、9日19時にホーム等々力で北京国安と対戦した。降りしきる雪でピッチがまっ白になり、スタンドからはボールが見えないほどの最悪のコンディションの試合となった。川崎Fは、北京国安に先制され、すぐに同点に追いついたものの、風下の後半、降り続ける雪に対応できないままホームグラウンドの利を生かせず、失点を重ねて1対3で敗れ、ACL2連敗でEグループ最下位となった。

写真=試合終了後、降りしきる雪の中重い足取りで引き上げるイレブン
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1003069fron01  午後から降り出した雨は気温1度を下回る真冬のような寒さで雪に代わり、試合開始前にはピッチにうっすらと積もる。
川崎Fは前半、風上に向かって攻めるが雪でボールコントロールがうまく行かず、チームの特徴のスピードを生かせない。互いにチャンスを作りながらも得点に結びつかない状態が続いたが、36分に北京国安のFWジョエル・グリフィースの先制ゴールを許した。川崎Fもすぐに反撃、40分にコーナーキックのチャンスで混戦の中DF菊地光将が右足でゴールを決めて同点とし(写真、山本真人撮影)、前半を1対1で終えた。
雪と風は時間とともにさらに強まり、ハーフタイムにはサイドラインとペナルティーラインの雪を除くのがやっとの状態。風上のゴールに向かう川崎Fは視界を遮られる形となった。
第1戦に敗退している川崎Fは、ホームで何としても勝ち越したいところ。しかし数少ないチャンスにシュートがゴールポストに当たるなど勝利の女神から見放され、逆に防戦に追われる時間が続く。65分、後半から出場した北京国安のMFワン チャンリンに追加点を奪われ、86分にもワンにこの日2得点目のループシュートを決められた。川崎Fは70分にFWレナチーニョから矢島卓郎に交え、88分にはゲームメイクのMF田坂祐介から木村祐志、FW黒津勝をMF登里享平を投入したが、反撃もチャンスもつかめず手痛い敗戦となった。
試合後の会見で、高畠勉監督は「(雪でホームの)地の利がなくなった。うちは全体にパワー不足だった。選手に気持ちの強い方にボールが転がると話したが、相手の方がその点で勝っていた」とコメント。
客席は、悪天候にもかかわらず半袖のレプリカユニフォームを着て声を上げる熱心なサポーターもおり、うなだれて戻る選手らに温かい拍手を贈っていた。
次のホーム試合は、3月23日19時キックオフのACL第4節、メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)と対戦する。リーグ戦のホーム試合は第4節3月27日13時キックオフで、清水エスパルスと対戦する。