実りを秋を迎え、郷土の特産品を知ってーー川崎市立麻生図書館(池原真館長)が小さな棚に、2007年7月に国の登録記念物に指定された禅寺丸柿に関する本を並べたミニコーナーを10月11日から設置、人気を呼んでいる。
写真=のぼり旗を立てた禅寺丸柿の特設コーナー
同館では、収蔵する本の利用を高めようと入り口付近の新聞・雑誌を並べた開架式の棚の一部にホットな話題や関心の高い本を並べる特設コーナーを設けている。今回は禅寺丸柿の収穫期と柿生駅前で10月18日に行われた祭りにあわせ「本で禅師丸を味わって」と禅寺丸に関する記述のある本をピックアップして並べ、まつりの会場で同館職員が本のリストを配布した。
選ばれた本は、栽培方法を記した「甘柿禅寺丸栽培本」、郷土史家や地域の歴史を掘り起こすため市民団体が編集した「柿生 里山は今」「川崎史話」「郷柿譽悠久—柿生に生まれた川崎の禅寺丸柿—」など郷土資料のほか、区内の小学校の記念誌「おかがみ—地域学習副読本 創立10周年記念地域学習副読本 緑のなか みんな仲良し 岡上小」「この町だいすき おうぜんじ」「ふるさと かきお」など同館収蔵の17冊と他館の蔵書の6冊で、一部重複本もある。このコーナーは11月15日まで。
問い合わせは電話044(951)1305麻生図書館。