Jリーグ26節の7試合が9月19日に行われ、前節2位の川崎は等々力競技場で浦和レッズと対戦した。2005年の2度目の昇格以来ホーム等々力で浦和から勝ち星を挙げていない川崎Fは、後半に浦和に先攻され反撃を繰り返したが浦和の堅い守りに阻まれ「ゴールが遠かった」(試合後の川崎関塚隆監督の談話)と2対0で敗戦。25節(9月12日)の首位鹿島アントラーズとの対戦が強雨で中断して1試合少ないため、暫定4位に退いた。
写真=ロスタイム、川崎のFWレナチーニョのシュートをゴールに走り込み足でかわす浦和のDF田中マルクス闘莉王、浦和の体を張ったディフェンス(撮影 : いずれも山本真人)
9月半ばとは思えないような肌寒さだが、スタンドは今季一番の22,390人の観客が訪れた。試合開始時間が早い首位・鹿島アントラーズが敗戦、初タイトルを目指す川崎F側の応援はヒートアップ、キックオフ前から両チームの熱い応援が繰り広げられた。
試合は立ち上がりから切り替えが早い攻防が続き、次第に浦和ペースの転回となるがGK川島永嗣の好セーブでしのぎ、前半を0対0で終える。
川崎は後半、カウンター狙いで早い攻撃を仕掛けるが、浦和の体を張った守備に阻まれ一進一退の激しい攻防が続くなか、67分にフリーキックを打った浦和MFポンテのボールが直接ゴールに入って先制された。川崎Fは必死の反撃を繰り返すが、田中マルクス闘莉王を中心とした浦和ディフェンス陣に捕まり、フィニッシュまで持ち込めず、80分に浦和MF鈴木啓太にゴールを決められて2点差に。首位との差をつめたい川崎Fは、浦和陣内で必死の反撃を繰り返すが、相手の固い守備を敗れずゲームが終了した。