市民記者・山本真人
Jリーグサテライトが第1節川崎対FC東京が開かれた7月19日、試合が行われる等々力競技場近くの多摩川河川敷などで、「多摩川エコラシコ」が催され、両チームの選手やサポーター約1200人が参加、河川敷のゴミ拾いボートレースで交流を深めた。
写真(上から)=川崎の選手が乗ったレガッタレース、選手ら画ゴミ拾い、サテライトの試合、等々力競技場に虹(いずれも撮影 : 山本真人)
多摩川エコラシコは、8月1日にホーム等々力で開かれる多摩川クラシコ(リーグ・川崎対FC東京戦)を盛り上げるイベントとJリーグの社会貢献の一貫「Jリーガーズウィーク」を兼ねた催しで、川崎選手会とNPO法人多摩川エコミュージアムが共催、FC東京選手会の協力で行われた。
川崎側の会場には、川崎Fの伊藤宏樹、川島永嗣、井川祐輔、山岸智、鄭大世、ジュニーニョ、寺田周平、中村憲剛、久木野聡、菊地光将、安藤駿介、横山知伸、森勇介、谷口博之の13選手、東京側の会場の大田区にはFC東京の梶山陽平・平山相太、中村北斗、金沢浄、石川直宏、権田修一、羽生直剛、米本拓司、廣永遼太郎の9選手のほかことしからお目見えしたFC東京のキャラクター「東京どろんぱ」が参加。川崎Fの伊藤選手会長のあいさつの後、選手らは、川崎・東京側の河川敷と救命胴衣を付けてボートで川の中央の3カ所に分かれ、さっそくゴミ拾い。日差しは強くなかったが、蒸し暑く、風で土ぼこりが舞い上がるなか、約30分かがりで清掃した。
清掃後は、川崎F選手とサポーターら、FC東京サポーターが乗ったレガッタで対戦、川崎がぶっちぎりでゴールした。
試合後のあいさつで、前日の試合でJ初ゴールを上げた菊地選手が退場についてお詫び、サポーターらから温かい拍手が起きていた。
○サテライトで川崎FがFC東京と対戦
午後5時から行われたサテライト第1節の試合は、FC東京が12分に鈴木達也がフリーキックを直接決め、85分には赤嶺真吾が追加ゴールをきっちり決めて、0−2でFC東京の勝ち。
川崎Fは、強化指定選手の同志社大在学の楠神順平が初めて見たせいもあるが良くボールにからみシュート2本。登里享平のサイドアタック、黒津優が後半に惜しいミドルシュート、杉浦恭平もシュート2本放ったが、フ相手の好守備やフィニッシュの精度不足で、ゴールネットをゆらすことができなかった。
しかし、球技場は後半35分過ぎから試合終了まで、きれいな虹がかかり、観客を楽しませた。