川崎市麻生区の万福寺さとやま公園で植樹祭 : 市民250人が1500本の苗木を植える

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里山の景観を再生して地球温暖化を防ごうと6月6日、川崎市麻生区の「万福寺さとやま公園」で植樹が行われ、阿部孝夫川崎市長を始め約250人の市民が雨の斜面地で泥だらけになりながら、クヌギ、コナラなどの苗木を植えた。

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この植樹は、川崎市が2005年から市民・事業者との協働で毎年取り組んでいる「市民による10万本植樹運動」の5回目のイベントで、6月5日の世界環境デーにあわせ同市が開催。万福寺さとやま公園は、万福寺土地区画整理事業による開発で誕生したまち「新百合山手」地区の中央部分にある斜面地の公園、約2haの敷地の多くは、緑地として残された里山の樹林地だが、今回の会場となった場所は「広場」などを作るため木を切って造成、裸地になっていた。植樹には、地元の新百合山手公園管理運営協議会川崎市みどりの事業所推進協議会、川崎信用金庫が協力。
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この日は、あいにくの雨だったが午前10時前から雨具を来た近隣に住む親子などが次々と集まった。植樹前には広場の設けられた特設ステージで阿部市長らがあいさつ、川崎市名誉文化大使のソプラ090506_jyokujyu02
ノ歌手雨谷麻世さんが植樹をテーマにした歌「僕にできること」などを披露し、広場に面する斜面地で阿部市長らとともにコナラを記念植樹。参加した市民は、約500平方mの急傾斜地に足を滑らせそうになりながら、クヌギ、コナラ、山ツツジ、ヤマブキ、ニシキギ、アセビ、日向ミズキなど約1500本を1時間かかりで植えた。
植樹後は、子どもたちには「ごほうび」として川崎の選手グッズなどがあたる抽選会を実施、人気を集めていた。