3月7日のJリーグ開幕を前に2月27日午後、港区のホテルでスポンサー、報道関係者に今季のリーグの考え方や各チームの方針などを披露する「Jリーグキックオフカンファレンス」が開かれ、J1J2全36クラブの監督と選手がステージにそろいぶみした。
写真=(上から)選手の前で握り拳で開幕宣言をするJリーグの鬼武チェアマン、開幕の対戦相手と握手するFC東京の羽生選手と新潟の北野選手、ACLに出場する(左から)名古屋・小川、ガンバ大阪・遠藤、鹿島・青木、川崎・鄭選手、川崎ブースで取材に対応する関塚監督と鄭選手
ザ・プリンス パークタワー東京の会議室フロアで行われたカンファレンスはシアター形式で行われた各クラブの紹介と、36クラブとJリーグの関連ブースを設営して取材に対応する2部形式で開かれた。
1部では、まず、鬼武健二チェアマンが「ことしは栃木SC、カターレ富山、ファジアーノ岡山と3つのクラブJ2に加わり36に拡大し、あと約65万人で通算入場者が一億人を越えます。世界的な不況が続きますが、サッカーはおもしろい、すばらしいそうしたことを伝え、地域を元気にしたい」とあいさつ。
続いてチームのスローガンの紹介と友に監督が次々と舞台に登壇。その後、開幕カード順にJ2の選手は並んで、J1の選手は両サイドから現れて中央で握手し開幕戦で健闘を盛り上げた。川崎は健康を回復して現場復帰した関塚監督と背番号が9番になった鄭大世選手、FC東京は昨年の悔しさをバネに優勝をねらえるチーム作りをしている城福浩監督と羽生直剛選手、クラブ創設40年目のことしJ2スタートになった東京ヴェルディは高木琢也新監督と服部年宏選手が参加した。
オーストリアから帰国し神戸に加入した元日本代表の宮本恒選手、活躍の場をJ2に移してた藤田俊哉選手のベテランに混じり、1週間後の開幕と慣れない催しに緊張気味の若手選手などチームの顔となる36人の選手がそろった一部の最後には、鬼武チェアマンが再登場し、拳を振りかざして開幕宣言した。
2部の各クラブブースでの取材も、対戦相手と隣り合わせという趣向。特設舞台では、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)に出場する鹿島、川崎、名古屋、ガンバ大阪の4クラブの選手が特設舞台に出演。川崎の鄭大世繊湯は「2年前は悔しい思いをしたので、ガンバを追いかけて優勝したい。この4チームが勝ち上がり、ベスト4で対戦してJリーグを盛り上げたい」と意気込みを語った。各ブースでは監督、選手ともひっきりなしの取材に対応、スポンサーなどが求めるサインににこやかに応じていた。