全国高校サッカー:桐光学園が本番に向け順調な仕上がり

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第87回全国高等学校サッカー選手権に神奈川県代表として、2年ぶりに出場する川崎市麻生区の桐光学園高等学校サッカー部員が、12月31日に三ツ沢競技場で行われる初戦に向け練習に励んでいる。

写真(上から)=練習を見守る佐熊監督(右端黒のウインドブレーカー)ゴール前の練習、練習後に監督の話を聞く部員

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同高サッカー部が大会に出場するのは5回目。キャプテンの久保昌成選手やエースストライカーの瀬沼優司選手ら3年生は、2年前はスタンドからの応援で、大会には出場していない。初の晴れ舞台に「前回のベスト16を上回る成績を残したい」と意気込んでおり、意欲的に練習に取り組んでいる。冬休みに入ってから3泊4日の合宿を終え、チームのムードも高まっており、27日、28日は横浜市の日体大グランドで最後の調整を行っている。
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ことしのチームは、シードで闘った県大会では、準決勝の座間高校戦で先制しながら追いつかれPKで決勝に進むという薄氷を踏むような経験をしたが、決勝の淵野辺高戦では、岸本伸とエースの瀬沼が決めて全国大会の切符を手にした。
86年から指揮を執る佐熊裕和監督によると「ことしは、準優勝した中村俊介がいたころの強さにはまだなっておらず、全国大会に出られなかった昨年のチームの方が強かった」と分析しながらも、エース瀬沼と寺内渉選手の両FW、左サイドのMF岸本伸選手、1年生で正GKの峯達也選手ら各ポジションのキーとなる選手が順調な仕上がりをみせ、課題のDFもよくなってきているとして、本番ではかなり活躍できるのではと期待を寄せている。「合宿を終え、ムードが高まってきており、あとは本番までコンディションを崩さないように気をつけたい。トーナメントなので、まず目の前の1戦に照準を合わせています」と話し、「ぜひ競技場へ応援にきてほしい」と呼びかけている。
29日にホテルに入り、30日は開会式、31日12時05分からは、2年ぶり9回目の出場の立正大淞南(島根)と対戦する。