神奈川県立多摩高校の陸上競技部が全国高校駅伝に初出場:川崎市役所訪ね市長から激励

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神奈川県代表として、12月21日に京都市で開催される第59回全国高等学校駅伝競走大会に初出場する川崎市多摩区の県立多摩高校陸上競技部男子部員らが、12月1日に川崎市役所を訪問、阿部孝夫川崎市長に抱負を語り、市長から激励の言葉を受けた。

写真(川崎市総務局市民情報室報道担当提供)=(上から)阿部市長(前列中央)、石塚校長(前列左)、深谷顧問(前列右)多摩高校陸上競技部の駅伝参加選手、抱負を述べる選手記念品の贈呈

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市役所を訪れたのは石塚昭司同校校長、陸上部顧問の深谷昌昭顧問、部員10人のほか地元の皆川敏昭多摩区長も同行、市役所特別会議室で阿部市長や木場田文夫教育長らと面談した。伊佐次隼士・副キャプテン(3年)は「県立高校なので(私学の常連校のような)選手の補強はできない。昨年はいい成績だったが(2位)優勝できなくて悔しかった。チームづくりをするために仲間と話し合いチームの気持ちがひとつになって勝てました」と県大会を振り返り、「またミーティングを重ねてみんなで喜びを分かち合いたい。県・市の代表として頑張りますので応援をよろしくおねがいします」と抱負を語った。
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阿部市長は「(10連覇のかかった)強豪の藤沢翔陵高校を抑えての優勝おめでとう。自分たちが勝つのだという強い目標を持ち戦略を立てる『勝負脳』という言葉を証明した総合力の勝利です。(全国大会)でも気持ちをしっかりもって、頑張ってください」と励ましの言葉を述べ、水分補給を十分行ってと健康飲料水を贈った。
全国大会は、京都市西京極総合運動公園陸上競技場を発着点に、男子は午後12時30分にスタート、7区間でタスキを繋ぐ。川崎市からは、駅伝の全国大会に出場するのは、1998年に深谷顧問の前任校・生田東高校が出場して以来、10年ぶりに私学強豪校を破る公立高校の快挙だ。

○昨年の悔しさを生かし、県大会で優勝

多摩高校は、県内でも有数の進学校で部活も盛んな文武両道の高校。陸上部長距離は、2001年に深谷教諭が赴任してから徐々に力をつけ、2006年は県大会4位、2007年は2位と好成績を残している。今年の大会は、伊佐次選手が1区を走って3位とまずまずのスタート、3区で藤澤怜欧選手が区間記録を塗り替えてトップに躍り出て、そのまま逃げ切り2時間11分41秒のタイムで優勝した。
石塚校長によると「県大会は一昨年、昨年の経験が生かせた。持ちタイムは、全国大会に出る真ん中くらいだが、上位を目指してがんばりたい。エントリーしている10人は18日に京都入りして、競技会場で練習して本番に備え、10人のうち体調が良い7人が出場します。当日は、陸上部の父母会を中心に応援に出かけるが、バスツアーなども検討しましたが、翌日に授業があるので、陸上部以外の生徒はこちらでテレビなどで応援することになりそうです」と話している。



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