Jリーグ・川崎がヴィッセル神戸に大勝:逆転優勝に可能性残す

081129fron01
Jリーグ33節第1日程の6試合が11月29日に開かれ、ホーム最終戦の川崎は、等々力競技場でヴィッセル神戸と対戦、4対0と前節に続き無失点で神戸を降した。首位の鹿島アントラーズがジュビロ磐田に勝利したため勝点差は3のままだが、名古屋グランパスの試合が第2日程の30日のため、川崎Fは暫定で2位に浮上、他力ながらも逆転優勝への可能性を残した。

写真=開始3分で先制ゴールを決め喜ぶ鄭大世(16)(撮影:山本真人)、ファインセーブをするGK川島永嗣(1)(撮影:山本真人)、神戸のゲームメーカー大久保嘉人と競り合う中村堅剛、2点目のゴールに喜ぶ鄭と祝憂くするジュニーニョ(撮影:藤井栄美)、試合前に挨拶する阿部市長、ホーム最終戦のセレモニーで挨拶する武田社長と選手・スタッフ

081129fron04_2
試合は、川崎FはケガのMFヴィトールに変わり菊地光将がボランチとして出場、開始3分にFW鄭大世が先制ゴールを決めた。しかし、このゴールに目覚めたかのように6試合負け無しと好調の神戸が猛反撃して何度がチャンスをつかみかかるが、川崎のDF陣とGK川島永嗣のセーブで耐えしのぎ、前半を1対0で折り返す。
081129fron05
後半も神戸ペースで試合が進み、川島のファインセーブで救われる場面が続いたが、菊地と交代したMF村上和弘がピッチに入った直後の081129fron06
62分に鄭大世がこの日2本目のゴール、65分にFWジュニーニョと続けざまにゴールを決め、3点差にした。その直後に神戸DF北本久仁衛がこの日2枚目のカードで退場。数的優位に立つ川崎Fはが攻め続け、終了間際の89分にFWレナチーニョが4点目のゴールを決め、神戸の反撃を断った。
川崎Fは、苦しみながらも前節につづき完封、4得点を上げ得失点差を21と大きく延ばし、首位の鹿島にせまった。
081129fron03_2
試合に先立ち阿部孝夫川崎市長が「これからも応援をよろしく」と挨拶。終了後には、武田信平斜塔をはじめとするスタッフ、登録選手全員がバックスタント前に並びホーム最終戦セレモニーが行われ、武田081129fron02
社長が「関塚監督が体調を崩して辞任したが、後を継いだ高畠監督と選手が一丸となってここまでチームをまとめ、サポーターの温かい後押しで最終戦に優勝にからむまで闘ってくれたことに感謝します」とシーズンを振り返って感謝の言葉を述べた。その後、伊藤宏樹キャプテンがサポーターに「まだあきらめてはいません。12月6日は味の素スタジアムに来て応援してください」と語りかけた。