安全・安心のまちめざし新百合ヶ丘駅前でキャンペーン:川崎のふろん太君もチラシ配り

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川崎市麻生区新百合ヶ丘駅で10月10日、麻生警察署、麻生消防署、防犯関係ボランティアなど約50人と川崎のマスコット「ふろん太」君が、振り込め詐欺の防止や住宅用火災警報機の設置を呼びかけるチラシを配布する街頭啓発活動を行った。

写真=キャンペーンのチラシを配るふろん太君、開会宣言、配布物を持つふろん太君と麻生警察署長

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この催しは、神奈川県が2005年に制定した「安心・安全まちづくり条例」に伴い10月11日から20日を「安全・安心まちづくり旬刊」と定め、さまざまなキャンペーンを行っている一環。麻生区安全・安心まちづくり協議会の主催で、麻生警察署、麻生消防署、麻生区役所に加え、川崎市ホームタウンスポーツ推進パートナーの川崎の5団体が連携して実施した。
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この日、午後2時に同駅南口のペディストリアンデッキで関係団体が集まり、麻生区安全・安心まちづくり協議会会長の飯塚馨さんが「自分たちの街は自分たちでまもりたいと青色回転灯月パトロールカーで月2、3回区内を巡回している。犯罪のない安心して暮らせる街にしましょう」と呼びかけ開会宣言。続いて太田直麻生区長が「市民アンケートによると麻生区は76.2%の区民が安心安全な街を望んでいる。現在、64団体が区内を定期的にパトロールしており、安全な街づくりに努力している」と挨拶。川原敏男麻生警察が「ことしは9月末で昨年より犯罪が22件増え896件も起きた。これ以上増えないよう安全な街をめざして努力したい」と話し、冨岡隆麻生消防署長は「昨年は連続放火などでワースト記録だったが、ことし火災が減っている。いま、消防は住宅用災警報機の設置を呼びかけている野で、ご協力を」と呼びかけた。
その後、参加者がホイッスル&フラッシュライトや犯罪・火災の実態などが書かれた配布物500部を通行人に配った。
期間中、安全パトロールなどを実施するが、9月末現在で昨年の倍以上の41件7100万円(昨年19件、3600万円)に昇る振り込め詐欺が発生している麻生署では、被害者を一件でも減らしたいと、10月15日に署員50人が金融機関を回る予定という。