川崎市多摩区で9月28日に初のいかだ下り「エコ★カップ」:ペットボトルや古タイヤなど廃材利用の23艇が出走

多摩川の右岸・川崎市多摩区宿河原で9月28日、ペットボトルや古タイヤ、たたみのシン、スチロール、流木など廃材で作ったいかだで川を下る「かわさき多摩川博2008 エコ★カップいかだ下り」が初めて開催される。

いかだ下りは、多摩川推進プランの一環のイベント「多摩川博」として、多摩川の魅力を多くの人に知ってもらうとともに川の安全についても考えてもらうことを目的に、NPO法人多摩川エコミュージアムと川崎市が主催する。当初は21日に開催予定だったが、台風13号の接近で多摩川の増水が予測されるために、1週間延期されることが、9月18日に決まった。
当日は午前10時にせせらぎ館で開会式を行った後、スタート地点の宿河原堰下流から約900m県立多摩高校裏の河川敷のゴールをめざし、23艇が1艇ずつ川を下る。初の今回は、来年以降の本学的な実施に向け「プレイベント」と位置づけ、縦に長い川崎各区からもれなく出場してもらおうと主催者らが多摩川に関連する団体などに声をかけ、参加チームを募った。いかだに乗るのは1チーム3〜5人で、おとなと子どもの混成が原則だが、先行していかだレースを行っている狛江市や世田谷区から出場するエキシビション艇は大人だけのチームもある。また、タイムははかるが、速さを競う「レース」的な要素ではなく「エコロジー」をアピールし、多摩川を楽しむことに力点を置き、出場チームそれぞれにさまざまな賞を出す予定だ。
いかだ下りを実施するのは、多摩川に関連する市民大体などの会員ら20人で構成する「かわさき多摩川博2008 エコカップ★いかだ下り事項委員会」(松井隆一会長)。このほか多摩川好きの市民など数十人が、水の安全管理やいかだの誘導などの裏方を担う。
実行委員会では「ユニークないかだが多いので、ぜひ会場で応援して」と見学を呼びかけている。
問い合わせは044(900)8386二ヶ領せせらぎ館。