川崎市アートセンターで乳ガンや出産を扱う映画を上映:コミュニティ・シネマ第1弾「おんな・からだ・いのち」

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川崎市麻生区万福寺の川崎市アートセンターのアルテリオ・シネマで、9月6日から「おんな・からだ・いのち」と題して、21歳で乳ガンとなった女性の手記を元にした劇映画と世界10カ国の出産ドキュメンタリー映画を上映。乳ガンの自己触診の講習会も催し注目を集めている。

写真=(c)2007「Mayu−ココロの星−」製作委員会

この映画は、神奈川、東京、千葉県の乳ガン患者会と啓発活動を行っている「0ver the ピンクリボン」との共同企画で、検診受給率を高める事を目的に3都県でリレー上映会を行う最初の上映会。
開館からまもなく1年を迎える同館では、オープン以来すべて自主企画で上映を行ってきた。今後は開かれた映画館として地域でさまざまな活動を行っている団体と共催する「コミュニティ上映」を積極的に行っていく方針で、今回はその第1回目と位置づけている。
上映作品は、乳ガンの宣告をうけた若い女性が病に立ち向かいひたむきに生きる姿を描いた松浦雅子監督「Mayu—ココロの星」(2007年、日本、123分)と医療機関に頼らない自然分娩、水中出産、貧困の中で命がけの出産などを取りあげたジル・ド・メストル監督「プルミエール 私たちの出産〈PG—12〉」(2007年、フランス、98分)の2本。13・17・18・19日はロビーで上映時間後に乳ガンの自己検診のしこり体験コーナーも設けられる。
上映時間と料金は、「Mayu—ココロの星」は、13日〜19日は午後2時20分で、一般1000円、大学・専門生・シニア・障害者・シネマ会員800円、高校生以下500円。「プルミエール 私たちの出産」は、13日〜19日が午前10時、入場は一般1300円、大学・専門生・シニア・障害者・シネマ会員1000円、高校生以下800円。両映画とも当日料金で、16日は休映。
問い合わせは電話044(955)0107川崎市アートセンター アルテリオ・シネマ。