北京パラリンピックに川崎から3選手:阿部川崎市長が水泳の成田さん、車イスバスケの添田さん・前田さんを激励

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北京パラリンピックに出場する川崎市の3選手、多摩区の会社員・成田真由美さん(38)=水泳、宮前区の会社員・添田智恵さん(33)=車イスバスケットボール女子)、幸区・川崎市職員前田憲造さん(33)=同男子が出発に先立ち8月22日、パラリンピック公式のスーツ姿で川崎市を訪問、抱負を語った。

写真(川崎市提供)右から阿部孝夫市長、成田真由美さん添田智恵さん、前田憲造さん

今回の大会は、9月6日から17日までの日程で主に北京でに行われ、140を超える国から約4000人の選手が20種目で熱い戦いを繰り広げる。日本からは162人が水泳、車いすバスケットなど19の競技に参加する。
アトランタ、シドニー、アテネの3大会で金メダル15個、銀4個、銅3個のメダルを獲得し、4回連続出場となる水泳の成田選手は9月7日から15日にかけ、50m自由形、100m自由形、50m背泳ぎ、150m個人メドレー自由の4種目に出場する。「この4年間で3回も手術をするなど大変で、昨年の今ごろはまだ、ベッドの上だったが、北京という目標があって乗り切れた。今回は障害が軽いクラスに変わりメダルに届かないかも知れないが、初出場の気持ちでチャレンジしたい」と意欲を述べた。
シドニーの銅メダルに続き3大会連続で車いすバスケットボールに出場する添田さんは、7日から予選B組(日本、中国、カナダ、メキシコ、オランダ)に出場、前回以上の成績をめざす。「これまでの経験を生かし、泥くさいプレーを見せながらもメダルに向けて頑張りたい」と闘志を燃やす。
念願の初出場となった前田さんは、7日から予選A組(日本、スウェーデン、ドイツ、イラン、カナダ、南アフリカ)に出場、「初めてなので緊張すると思うが、頑張ってきます」と笑顔。
阿部孝夫市長は「心おきなく戦ってほしい。前田さんは、市役所の星として全力を出してください」と激励、奨励金と花束を贈った。