川崎市多摩消防署で消防ボランティアが訓練:大地震に備え機材点検兼ねて体験

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地震に備えようと、川崎市多摩区の多摩消防署で6月26日午後、多摩区消防ボランティア委員会(岸井洋一委員長)が、同署に保管されている同委員会用の災害対策用資・機材を使って訓練を行った。

写真=(上から)職員の指導でロープやハシゴを点検、チェンソーで木材を切る体験、四川省地震に派遣された職員の話を聞く消防ボランティア(いずれも多摩消防署提供)

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同委員会は、1995年に発生した阪神・淡路大震災の教訓を生かし、主に地震大規模災害発生時に地域住民が消防署と協力して防災活動を行い被害の拡大を防ごうと、市内最初の1996年12月に結成された。現在約150人が登録し、活動の主体を大地震と想定し、年間を通して訓練や研修会を行っている。
今回は、5月と6月に起きた中国・四川省地震と岩手宮城内陸地震をきっかけに「災害はいつ起こるかわからない」と、同署の協力を得て急きょ開催した。
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この日参加した50人の委員たちは、まず大災害が発生したときに使うさまざまな資材や機材を点検。その後、多摩消防署員10人の指導でロープの基本結策、救急搬送法、簡易トイレの組み立てのほか、チェンソーを使った木材の切断や発電機を動かす訓練を約1時間半にわたって交代で行った。
訓練に先立ち、四川省地震の被災者救出のため、総務省の要請で国際消防救助隊員として5月16日から20日まで救助活動を行った同署警防2課の柴田寛之消防指令補がパソコンのプレゼンテーションソフトを使いながら中国の活動体験談を話した。
訓練を催した岸井会長は「中国と日本で相次いで起きた地震で多くの方が亡くなり、生活基盤が破壊されたが、大規模災害はいつ発生してもおかしくない。そうした災害の時に備えて、区民を守るため、多摩消防署と地域が一体となった活動を続けていきたい」と話していた。

消防ボランティア委員会が会員を募集

同署では、消防ボランティア委員会の活動に積極的に関わる人を常時募集している。参加資格は、区内在住・在勤、在学の18歳以上の人で、登録制。関心のある人は、電話044(933)0119多摩消防署内 多摩消防ボランティア委員会事務局。